電車通勤士が選ぶ 通勤時間を使ってレベルアップできる本ベスト5

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更新日:2013/8/2

朝の通勤時間、ボンヤリしてるのももったいないし寝て過ごすのもなんだか味気ない…時間を有効活用するにはやっぱり「読書」ラコ!
ということで、今回は片道2時間の通勤を20年以上続け、「電車通勤士」を名乗る謎のサラリーマン・田中一郎さんに通勤時間を使ってレベルアップできる本を選んでもらったラコ〜!

1位
通勤時間に日本語の奥深さにふれる!
お言葉ですが…〈7〉漢字語源の筋ちがい (文春文庫)
お言葉ですが…〈7〉漢字語源の筋ちがい (文春文庫)
  • 著者名:高島俊男
  • 発売元 : 文藝春秋
  • 価格:669円

ダントツの一位は高島 俊男氏のお言葉ですが…シリーズ。単純に読み間違いの多い漢字を指摘するような浅い話ではなく、歴史を踏まえ言葉の語源について事細かに解説されている。日本の歴史や中国の歴史まで様々な文化が絡み合い、今の言葉が存在することがよく分かる1冊なのだ。 自分は結構ものを知っているという貴兄にはこのシリーズを読んで打ちのめされてほしい。

2位
通勤時間に話術を身につける!
一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
  • 著者名:石井裕之
  • 発売元 : フォレスト出版
  • 価格:1,404円

この本は一部の占い師や霊能力者が使うコールドリーディングについての解説と、それを社会で有効に使う方法を説いている。読んでみると、こんな技術があったのかと驚く事ばかり。詐欺行為に使われてしまうケースもあるが、それを応用した人間関係を円滑にする方法についても多く書かれており、とても勉強になった。セールスやプレゼン、会議の場で応用できる素晴らしい裏技として知っておくと良いだろう。

3位
通勤時間に経済の仕組みを知る!
あの映画は何人みれば儲かるのか?
あの映画は何人みれば儲かるのか?
  • 著者名:松尾里央
  • 発売元 : TAC出版
  • 価格:1,404円

モノを仕入れて売るというのは誰でもおおよその流れがわかるだろう。しかし自分が全然関わっていない業界となると、どうやって儲けているのか意外と分からないものである。この本を書いている人は税理士だけあって一般的な会計の仕組みも図解され、とてもわかりやすい。金額が大きすぎて庶民には理解しがたいカネが映像メディア業界にあることを知れたりと、世の中のさまざまな仕組みを知る事ができる。

4位
通勤時間にカメラのテクニックを覚える!
ともかくカッコイイ写真が撮りたい!
ともかくカッコイイ写真が撮りたい!
  • 著者名:
  • 発売元 : MdN
  • 価格:1,944円

この本は理想の写真を多数掲載し、その撮り方を詳しく説明していて、「おまえ、こう撮りたかったんじゃないの?」と今まで喉から手が出るほど欲しかったものを見透かされているよう。ともかくカッコイイ写真が撮りたい人は読むべき。マニュアル本はなんとなく人に見られると気恥ずかしさがあるものだが、この本は電車で開いても恥ずかしくないMdNならではのおしゃれなデザイン構成で、見せびらかしながら読みたくなるほどである。

5位
通勤時間にウラの世界を覗く!
アブない人びと (幻冬舎文庫)
アブない人びと (幻冬舎文庫)
  • 著者名:下関マグロ
  • 発売元 : 幻冬舎
  • 価格:630円

ウラモノと言えば下関マグロ氏をおいて他に居ないだろう。目次にあるSM、乱交、変態、罪人というカテゴリーだけを見たらどんなアングラで危険な世界を紹介するんだと尻込みしてしまいそうだが、ウラモノ、アブナイのレベルは意外と庶民的で、ハードボイルドなところが一切無い。この本は彼の取材人生で出会っためずらしい『性癖』を持った人について書かれていて、読んでいるとまじめな生活から切り離されたような気分になる。通勤時間中くらい現世から離れて本能のままに思いを巡らせてしまってもいいのではないだろうか。

「『電車内で読む本』とは、日常とかけ離れたもの、趣味を広げるもの、無駄知識を仕入れられるもの、自分をレベルアップさせてくれそうなものと決めています。今でも漫画は読みますが、あまりに子供っぽいものは車内で広げないようにしています。電車内の読書はその日の自分を忘れさせ、違う世界に連れて行ってくれる最高の時間でしょう。職場と家庭の間の僅かなフリータイムに、いい歳をしたオッサンでも夢を見たり、冒険したり、ワクワクする時間を持てるのが通勤読書の醍醐味なんです」

電車通勤士さん、ありがとラコ〜!そんな電車通勤士さんの書籍『電車通勤の作法』が発売中ラコよ! 他にもこんなテーマのランキングが知りたい!というのがあったら @bookrako までよろしくラコ!