富士山・世界遺産登録記念! 登山初心者にオススメの山ベスト5

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2013/7/10

富士山がめでたく世界遺産に登録され、登りたい!と思ったひとも多いのでは? 女性向け登山雑誌「Hütte」編集者の小林百合子さんに、登山初心者にオススメの山を5山お選びいただいたラコ!

小林百合子◆編集者。出版社勤務を経てフリーランスに。山岳や自然に関する雑誌・書籍の編集や執筆をてがける。著書に「山と山小屋」(平凡社)、編書に「私の山道具」(山と渓谷社)

1位
屋久島
屋久島ジュウソウ (集英社文庫)
屋久島ジュウソウ (集英社文庫)
  • 著者名:森絵都
  • 発売元 : 集英社
  • 価格:555円

作家の森さんが、「縦走」に憧れて屋久島に登ったときのエッセイです。“世界遺産だし”という軽いノリで行っちゃう、典型的なにわかハイカーですね。これから富士山を目指す人の反面教師にもなるかもしれない。登山って、古い山小屋におののいたり、雨にびびったり、疲れでもうろうとしてしまったりすることもあるけど、下山したら楽しかったね! ってなる。そんな感情を正直に描いています。登山はいいことばかりじゃないけど面白い、と思える一冊です。

2位
関東近郊の低山
東京近郊ミニハイク
東京近郊ミニハイク
  • 著者名:若菜 晃子
  • 発売元 : 昭文社
  • 価格:1,188円

女性向けハイキングのガイドブックのなかでも、すごく「使える」本です。もともと低山に興味がなかった私ですが、この本を持って実際に歩いてみたら、山はもちろん、紹介されている寄り道スポットにハズレがない! 一見地味な店構えのお店でもすごくおいしいお土産が売っていたり。紹介されている山へいくつか行くうちに、登山の価値観が変化するのではないでしょうか。肩の力を抜いて自分の感覚で楽しめばいい、散歩の延長の登山もあるんだ、そんな気持ちになる一冊です。

3位
立山
劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34))
劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34))
  • 著者名:新田次郎
  • 発売元 : 文藝春秋
  • 価格:741円

剱岳とは北アルプスの立山連峰の奥にそびえる山で、すべてのクライマーが憧れる“岩と雪の殿堂”。この「劔岳−点の記」は明治時代、前人未到の剱岳に三角点を設置するために格闘した測量技師の記録です。今ももちろん厳しい山で、初心者には夢のまた夢という山なのですが、本作を読むと、いつかは剱岳に! という憧れが湧いてきてます。そんな人には、初心者でも歩きやすい立山がオススメ。立山三山を縦走すると、剱岳の勇姿を拝むこともできますよ。

4位
八ヶ岳
山・音・色
山・音・色
  • 著者名:Kiki
  • 発売元 : 山と渓谷社
  • 価格:1,620円

モデルのKIKIさん、写真家野川かさねさんの3年間にわたる登山紀行をまとめた一冊。2人の決まり事は「自分たちだけで、安全に楽しく行ける登山をする」ということ。なかでも二人がたびたび訪れた八ヶ岳は、危険な箇所も少なく、初心者にオススメ。はじめのうちは、より高い山、行ったことのない山を目指しがちだったKIKIさん。野川さんと一緒に登山をするうち、遠回りして山小屋のおやつを食べに行ったり、のんびり読書をして一日を過ごしたり、また違った山の楽しみ方に目覚めていく様子が描かれています。頑張らない登山の魅力が伝わる一冊です。

5位
奥秩父
百年前の山を旅する
百年前の山を旅する
  • 著者名:服部文祥
  • 発売元 : 東京新聞出版局
  • 価格:1,800円

文明の力を極力排除して山を歩く「サバイバル登山」を実践している登山家・服部文祥さんの山行記。昔の登山家たちが同じルートを、わらじや脚絆(きゃはん)など、当時と同じ装備で歩くという驚きの企画です。なかでも100年前に奥秩父を歩いた登山家・田部重治の記録をもとに、高尾山から奥多摩まで歩く章がおもしろい。今は登山用具が発達してすごく便利になっているけど、逆に過剰なんじゃないかと思うこともある。例えば、フリーズドライの食事は便利だけど、生米を持って飯ごうで炊くごはんのほうが美味し、楽しい。そういう意味で原点に戻ることのできる本です。

小林さんからコメントもいただいたラコ。
「5冊とも全然登山スタイルが違います。登山に決まり事なんてないってことがわかって気がラクになるし、肩の力抜いて山を楽しめる。山は、何も考えないで行くのもダメだけど、気持ちでハードルを上げて尻込みしてたらもったいない! 是非チャレンジしてください」

小林さん、ありがとラコ〜! 富士山以外にも登りたい山がいっぱいラコね! 他にもこんなテーマのランキングが知りたい!というのがあったら @bookrako までよろしくラコ!