1位はビジネスマン人生の頂点を極めたあの人！ 「上司になってほしいマンガのキャラクター」TOP5

• 著者名：弘兼憲史
• 発売元 : 講談社
• 価格：596円

1位に輝いたのは大本命、『島耕作』シリーズの主人公。ダ・ヴィンチニュースで昨年も実施した「上司になってほしいキャラクター」アンケートでも1位を獲得しており、2年連続で首位に輝くという底力を見せつけた。連載当初、島の役職は「課長」だったが、物語が進むにつれて、取締役、常務、専務、社長と、誰もが羨む昇進を果たし、なんと現在は「会長」の座に君臨するという有能ぶりである。現実はそんなに甘くないような気もするが、彼に憧れ、「理想の上司」とするビジネスマンが多いのも頷ける結果だ。ちなみにネット上では島の発言もまとめられており、「俺のプライオリティーは仕事だ！ 仕事にだけは妥協できないんだ、俺は」「いいじゃないか。始末書の1枚や2枚…別に命までとられるわけでもないし」など、数々の名言に心酔する人が多いよう。

• 著者名：岸本斉史
• 発売元 : 集英社
• 価格：421円

『NARUTO－ナルト－』のなかでも特に女性からの人気が厚い、はたけカカシが2位にランクインした。作中では、上忍としてアカデミーの生徒たちに下忍採用試験を実施。ところが、あまりにも厳しい試験のため、合格した者は皆無だった。その試験を初めてパスしたのが、ナルト・サスケ・サクラの3人組である。3人に合格を言い渡したときのセリフは、胸に迫るものがあると有名。「忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる。けどな！仲間を大切にしない奴は、それ以上のクズだ」。このセリフで涙した人も多いことだろう。その後、ナルトたちを一人前に育て上げたのは言わずもがな。一見飄々としており型破りな面もあるが、部下思いな上司として熱い支持を集めるキャラクターだ。

• 著者名：諫山 創
• 発売元 : 講談社
• 価格：463円

3位に登場したのは、まさかのキャラクター。『進撃の巨人』でも圧倒的な人気を誇る、リヴァイ・アッカーマンだ。いや、どうして「まさか」かというと、あまりにも無慈悲で冷酷すぎるから。人類の脅威である巨人はもちろん、作中ではエレンをボコボコにするシーンもある。そんな彼が上司だったら、どんな目にあわされるのやら…。とはいえ、一度信頼した仲間のことは決して見捨てず、冷静な判断をもって救い出そうとする姿は、頼もしいの一言。仕事で大失敗してしまったとしても、激怒しながら助けてくれそう。いわゆるツンデレ系上司か。周囲を寄せ付けないほどの威圧感を持つのに、背が極端に低い、というギャップも萌え要素である。本人に聞かれたら殴られそうだが。

• 著者名：臼井儀人
• 発売元 : 双葉社
• 価格：596円

野原しんのすけの父・ひろしが4位に。スケベで頼りない男というイメージも強いが、双葉商事の係長を務め、一戸建てに家族と住んでいる、というハイスペックの持ち主。ネット上ではひろしを勝ち組だとする声もあり、その年収は650万円だとか…。係長でこれなら、昇進したらどれだけ稼ぐのだろうか。まさに、末恐ろしい男だ。また、先日実施した「お父さんになってほしいキャラクターランキング」では、圧倒的支持率をもって首位に輝き、「理想の父親」としても評価されている。「仕事に生きるタイプ」としてではなく、「家庭と仕事を両立しているタイプ」の上司として支持されているのだろう。みさえもしんのすけも、もう少しひろしを敬ってあげてほしいところ。

• 著者名：松井優征
• 発売元 : 集英社
• 価格：432円

「異生物枠」でランクインしたのが、実写化もされた『暗殺教室』の殺せんせー。自身が受け持つクラスの生徒たちに、「自分を暗殺すること」を命じ、それを通して生徒たちを指導するという、もはやわけのわからない存在である。だが、ハチャメチャな物語のようでいて、殺せんせーが生徒たちに教えているのは、「卑怯な真似をするな」「自分を大切にしろ」などといった、人間が生きるうえで非常に大切なことばかり。「人間としての在り方」を指導してくれる上司というのは、いるようで案外いないもの。人間性を磨きたいと思う人からすると、理想的な上司といえそうだ。ただし、見た目はタコ。