ツイッターで話題沸騰!!はるかぜちゃんに聞いた「ぼくをつくった本(ω)」
更新日:2013/8/2
おとな顔負けの発言や文章で話題沸騰中のはるかぜちゃん。なんでそんなに大人なの? いったい何を読んでるの? そんな疑問を解決すべくはるかぜちゃんに直撃し、「ぼくをつくった本(ω)」を聞いてみたラコ~
春名風花
女優、声優。ツイッターネームははるかぜちゃん。2001年生まれの小学6年生。9歳でツイッターを始め、発言やフォロワーとのやりとりが話題を呼ぶ。著書に『はるかぜちゃんのしっぽ(ω)』(太田出版)
- 1位
- 1番という肩書きをなくしたねこが、新たな自分の生き方を探す物語
- 著者名:藤野恵美
- 発売元 : アリス館
- 価格:1,296円
主人公ねこが「じぶんの価値は、人から与えられるものじゃなく、自分自身で決めるもの」という事に気づいていくところと、それを見守るおじいさんが大好きです。友達ねこのセリフで「ねこに正しいもくそもあるか! 自分は自分だろうが」というものがあります。ぼくも子供らしくしろと言われて、「子供」を演じていた時がありました。でも、そもそも子供のぼくに子供らしいも何もあるか、と演技するのをやめたんです。そんな時にこの本に出会い、「自分は自分」という言葉に共感しました。ぼくの気持ちを強くしてくれた本です。
- 2位
- 1982年に開始した、少女漫画の不朽の名作
- 著者名:池野恋
- 発売元 : 集英社
- 価格:514円
ヒロイン蘭世の性格がすごくかわいいんです。純粋でひたむきで一途で。ぼくがなりたいと思う子は(『こどものおもちゃ』の)紗南ちゃんだけど、蘭世みたいな強い人になりたいなとも思います。変身する設定やリアクションが大きいところも楽しいし、黒髪美少女も大好きです。「真壁くんが死んだら私も死にます」って言うところなんて、すごい愛だなって思う。ぼくもこんなことを言えるくらいの人に恋したいな。
- 3位
- はるかぜちゃんの夢、「声優」を目指す青春ストーリー
- 著者名:藪口黒子
- 発売元 : 講談社
- 価格:453円
ぼくの夢は声優です。役者のなかでも声を極めたお仕事で、何にでもなれるところが魅力。昔からアニメが大好きだったから自分に近い職業だったのかな。この作品は声優を目指す物語ということで買ったんですが、読んでみたら面白くて面白くて。恵まれた環境にいる子とふつうの子、どちらも声優になるために努力する姿勢を見ると、ぼくも一生懸命やるぞって思う。声優になりたいという気持ちに拍車をかけた作品です。
- 4位
- 西尾維新原作の、超能力も飛び出す学園モノ
- 著者名:暁月あきら
- 発売元 : 集英社
- 価格:432円
10巻が特に好き。ぼくにとってのヒーロー、球磨川先輩のカッコいいセリフがあるんです。飄々としているところが萌え! あと好きなのが、江迎怒江(えむかえむかえ)ちゃんというキャラ。他人のために犠牲になる勇気とか、幸せになりたいって自分の口で言うところとかに感動しちゃう。この作品はネーミングや言葉遊びにすごく凝っていて、すごいなあ、作者のひとはどんな頭しているんだろうって思いながら毎週楽しみに読んでいる漫画です。
- 5位
- 子供から大人まで知っておきたい、135のマナー集
- 著者名:多湖 輝
- 発売元 : 新講社
- 価格:1,260円
ぼくがツイッターをする上で、指針としている本です。お気に入りは「世の中には『どうしても気が合わない人がいる』それを知る事が大切」という項目。色々な考えの人がいるということはわかっていたけれど、しつこく話し合えば絶対にわかり合えると思っていたんです。でも「いくらがんばっても親しくなれない人はいるのです」という断定調に衝撃を受けました。ツイッターでのやりとりは3ツイートまで、それでもダメならブロックすると、決断に踏み切る力をくれた本です。
■はるかぜちゃんより
ぼくの考えをつくってきた本はいっぱいあるけれど、『自分は自分』という考えや、ぼくの『あこがれの恋』『夢』『萌え』の要素、そしてぼくがマナーの基本としている本を紹介しました。物語には様々な登場人物、性格の人がいて、それぞれ努力する姿が好きだし、ネットには必要なマナーがある。どれもたくさんの人に読んでもらいたいなあと思っています。
■ぶっくらこより
はるかぜちゃんありがとラコ~! 自分を冷静に見つめ、人との関わりを真剣に考える姿は立派な女性でした。他にもこんな作品の名セリフランキングが知りたい!というのがあったら @bookrako までよろしくラコ!