「こっちへおいで」と恐怖に誘われる… 夏にピッタリの本格ホラー50編!『てのひら怪談 こっちへおいで』が話題!

文芸・カルチャー

公開日:2022/7/1

てのひら怪談 こっちへおいで
てのひら怪談 こっちへおいで』(著:黒川裕子、黒史郎、最東対地、澤村伊智、地図十行路、内藤了、にかいどう青、藤白圭、松原秀行、吉田悠軌、編:朝宮運河、絵:黎/ポプラ社)

 2022年6月15日(水)、ポプラ社による小・中学生向け文庫レーベル「キミノベル」から、『てのひら怪談 こっちへおいで』が発売された。怪談好きの10人の書き手による本格的なホラーに、多くの反響が寄せられている。

 同作は、黒川裕子、黒史郎、最東対地、澤村伊智、地図十行路、内藤了、にかいどう青、藤白圭、松原秀行、吉田悠軌といった、そうそうたる執筆陣が参加した最恐の競作集。800字以内で綴られた、こわい話、ふしぎな話、きみょうな話が50編収録されている。

 “てのひらにおさまるほどの小さな小さな物語”ということで、宿題の前にひとつ、お風呂の前にひとつ、寝る前にひとつといった具合に気軽に読み進めていけるだろう。しかし油断してはならない…。『てのひら怪談 こっちへおいで』には幽霊や呪いの話、学校で起こった事件、これまで聞いたことのないような、変わった話もある。夏にピッタリな同書だが、もしかすると夜に一人でトイレに行けなくなってしまうかも…。

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 読者からは、早くも「子どもと一緒に読みましたが、とても怖かったです」「子どもが寝た後にこっそり読んでみたのですが、確かにものすごくこわかった(汗)」「娘より先に読了。総じて満足度の高い一冊でした」「小学生の子どもが怖がりながらも夢中で読んでました(笑)」「ガチのホラー作家も参加していることを知って買いました」「どの話もコンパクトにまとめられていて読みやすい! 大人でも楽しめると思う」などと絶賛の声が相次いでいた。

「キミノベル」は、物語に触れることの楽しさ、読書によって広がる世界を、みんなで共有してもらいたいという願いから生まれたコミュニティ型レーベルだ。今回の『てのひら怪談 こっちへおいで』は、新進気鋭のホラー作家から児童文学、YAジャンルの作家まで、様々な分野の作家が集結して生み出された一冊でもある。大人も子どもと一緒に楽しめる作品となっているので、家族のコミュニケーションのきっかけとしてチェックしてみてはいかがだろうか。

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