特に、Twitterを情報収集のツールとして使う方法を知りたい人へ

公開日:2012/11/23

情報の呼吸法

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 朝日出版社
ジャンル:ビジネス・社会・経済 購入元:BookLive!
著者名:津田大介 価格:596円

※最新の価格はストアでご確認ください。

『情報の呼吸法』。
なるほど、うまいタイトルだと思いました。
「情報とは吸うだけではなく、吐き出すものである」
まさにそのとおりで、ジャーナリストの報道や研究者の論文から、小学生の壁新聞、おばちゃんの井戸端会議に至るまで、あらゆる情報発信は情報収集が前提となっているわけです。

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さて、本書ではその情報のインプット(吸いとる)とアウトプット(吐き出す)の方法や考え方が解説されています。もちろん、作者はあの津田大介さんですから、Twitter等のSNSの活用を中心とした方法となるわけですが。

例えば、本書で紹介されているTwitterで情報収集するためのコツをひとつあげるとすれば「7~8割を追えるくらいタイムラインをキープする」というものがあります。しかも、本当に読みたい人しかフォローしない。そして、残りの2~3割は捨てる。友人知人の付き合いなどがあって、まるっきりこのとおりにはいかないかもしれませんが、情報収集という観点ではこのくらいが最適ということですね。

Twitterは同時に情報発信のツールでもあります。津田さんは、情報は自ら発信しなければ得られないといいます。情報は発信し続ける人のところに集まるということですね。その際に大切なのは「独自の視点を持つこと、ある一定の基準を自分の中でつくること」だそうです。

これら以外にも、アイデアの生み出し方や情報に対する接し方なども書かれています。情報の洪水に飲み込まれてしまいそうな人には、特に手にとっていただきたい本です。


「ソーシャルキャピタル」も本書のキーワードのひとつ

タイムラインを楽しく追えるフォロー数は300~500人くらい

情報の偏りをなくすために、古典に当たることをすすめている

津田さんが「エゴサーチ」をする理由とは?

ソーシャルメディアでは、実名を公開するほうがメリットが大きい