デスゲーム新時代の幕開け!? 謎×サイコ×スリル×エロスの『屍チャンネル ~デスゲの先の転生デスゲ~』に大注目!

マンガ

更新日:2022/9/8

屍チャンネル
屍チャンネル ~デスゲの先の転生デスゲ~』1巻(原作:あかほりさとる、漫画:棚橋なもしろ、シナリオ協力:藤丸亮/白泉社)

 工夫を凝らした設定と、ノンストップなスリルで読者を魅了する“デスゲーム”マンガ。数年前に多くの作品が生み出され一大ブームを巻き起こしたが、現在は少し下火のようにも感じられる…。しかし、ここにきて新たな時代の幕開けを予感させる衝撃的な作品が登場した!

 2022年6月29日(水)、コミックス1・2巻の同日発売で大きな話題を呼んだ『屍チャンネル ~デスゲの先の転生デスゲ~』。同作は、これまでの“デスゲーム”マンガとは大きく異なる作品と言えるだろう。

 仲間たちと共に、学生らしい平凡ながら楽しい日々を送っていた主人公の芝大玖(しばおおく)。ある日、大玖は彼女の佳美乃に釣り合う男になるべく、町の有名な祭り「楽閻祭」で“神男”に選ばれることを誓った。

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 そして「楽閻祭」当日、司会の鹿羽(しかばね)に連れられ会場に着いた大玖らが目にしたのは、雲を突き抜けてのびる「天空のぼり棒」。神男の決め方は単純明快で、最初に登りきった者の勝利とのこと。スタート直前、作業員が「天空のぼり棒」から足を踏み外して落下死するといったハプニングが起こるも、構わず挑戦者のボルテージは最高潮に。

 ゲームが始まると、挑戦者は死にもの狂いで頂上を目指す。そう、たとえ誰が死ぬことになろうとも――。

 人が死んでいく状況をおかしいと思わない、周りの人間を殺してでも神男になろうとする…。その不自然に疑問を持っているのは大玖だけ。また大玖には、記憶にない映像が頭をよぎることがある。この違和感だらけの状況と、何か関係があるのだろうか。

 そして物語は、新たな展開を迎えることに。コミックス第2巻で描かれるのは、剣獣士・ユニカの戦い。彼女はコロシアムで、生き残りを懸けた戦いに身を投じていた。多くの剣獣士たちと共に、凶暴な獣と死闘を繰り広げるユニカ。父と約束した“筆頭剣獣士(プリームス・パルス)”になるまで、彼女は決して止まらない。

 しかしある日の戦いで、剣獣士たちの前にグリフォンが立ちはだかる。どう考えてもこの世の生物ではない…。だが違和感を抱いているのはユニカだけ。彼女もまた、世界の不自然に気づく一人であった――。

 大玖の世界とユニカの世界に共通するのは、二人がデスゲームに参加していることと、それを仕切っているのが鹿羽だということ。異なる世界で行われているデスゲーム、主人公の記憶に関する謎、鹿羽の正体…。読み進めるたびに謎が深まっていくばかりだが、きっと鍵は同作のタイトルである『屍チャンネル ~デスゲの先の転生デスゲ~』にあるのだろう。

 そしてコミックス第2巻のラストでは、世界の秘密に迫る衝撃的な展開が待ち受けている。これまでの“デスゲーム”マンガとは一線を画す“謎×サイコ×スリル×エロス”の『屍チャンネル ~デスゲの先の転生デスゲ~』。気になる人は、ぜひその目で確認してみてほしい。

屍チャンネル ~デスゲの先の転生デスゲ~』2巻(原作:あかほりさとる、漫画:棚橋なもしろ、シナリオ協力:藤丸亮/白泉社)

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