「定年後 俺の周りに 密はなし」『シルバー川柳』傑作集に爆笑の声!

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公開日:2022/9/16

シルバー川柳12
シルバー川柳12 特売日手押し車でかっ飛ばす』(公益社団法人全国有料老人ホーム協会/ポプラ社)

 長年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う「敬老の日」。毎年「敬老の日」に向けて公募している「有老協・シルバー川柳」の新作が掲載された『シルバー川柳12 特売日手押し車でかっ飛ばす』(ポプラ社)が、2022年9月7日(水)に発売された。今年はコロナ禍を逆手に取った川柳や、加齢にまつわるユーモアたっぷりな川柳が多く掲載され、早くもネット上で大きな話題になっているようだ。

「敬老の日」は、毎年9月の第3月曜日にやってくる国民の祝日。長寿を祝うとともに高齢者の福祉について関心を深め、高齢者の生活向上を図るという思いも込められている。

「有老協・シルバー川柳」は、2001年から公募を募集している川柳企画。応募者の年齢は問わないものの、今年は9歳男子から107歳の女性まで幅広い世代から“物忘れ”や“ビミョウな夫婦関係”“介護”などをモチーフにした川柳が集まっている。

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 シリーズ累計97万部を突破している同シリーズは、1ページを贅沢に使用して大きな文字で川柳を掲載。「実は俺 点滴、湿布の 二刀流」という流行語を駆使した川柳を皮切りに「マスクでも 妻のおしゃべり 阻止できず」「最近の 物の名前は 全てあれ」「振り込めと 言われたけれど 金がない」「定年後 俺の周りに 密はなし」など、思わずクスリと笑ってしまう川柳が集結した。

 独自の視点で詠まれたシルバー川柳に、同世代の読者からは大好評の声が続出。「この本をめくると笑顔が溢れ、どん底が消える」「字が大きいので読みやすい。友達に送って大いに喜ばれた」「なかなか面白いな! 川柳はひらめき力が必要なので、結構頭の体操になりますよ」「母親とシルバー川柳読んで爆笑してます! 何回でも笑えるー!」といった感想が溢れかえっている。

 今回の応募総数は1万4639句。その中から『シルバー川柳12 特売日手押し車でかっ飛ばす』には、入選20作を含む傑作川柳がまとめられている。どの年代の人でも、クスリと笑えて気持ちが晴れやかになるシルバー川柳。巧みな表現で社会情勢を言い表した同書で、ぜひ2022年を振り返ってみてはいかがだろうか。

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