恋に落ちた理由を解明せよ！ 謎解き×恋愛『マリ×トラ事件ファイル』が「めっちゃドキドキ展開！」と大好評

　第1回「ポプラキミノベル小説大賞」のピュアラブ部門で大賞に輝いた『溜息でできた煙の火種』。応募総数663作品の中から選出された同書が『マリ×トラ事件ファイル』に改題され、2022年9月14日（水）に発売された。児童文庫に初挑戦の作家・花井有人氏の本作は、読者から「ミステリーかと思ったらラブコメ!?」「圧巻でした！」「ニヤけが止まらない！」と人気を集めているようだ。

『マリ×トラ事件ファイル 1.届いた依頼はラブレター!?』の作者の花井氏は、コロナ禍で暗いムードが続く中、少しでも子どもたちのためになれるのではないかと考え、同賞に応募したそうだ。

　本作の主人公は、中学2年生の鳥海真理（とりうみ まり）。探偵アニメ好きが高じて1人で探偵部を立ち上げ、日々“ウワキ調査”や“落とし物探し”に励んでいる。ある日、真理の元にやってきたのはテストで満点しか取ったことがない秀才男子・月山虎（つきやま とら）。虎は「転落死の原因を突き止めてほしい」と捜査を依頼してきた。

　転落死と聞けば、探偵部の腕の見せ所。しかし、よくよく話を聞くと転落死は“恋に落ちた”という意味で、虎が恋に落ちた相手は真理だという――。真理と虎は、恋に落ちた原因を探す、前代未聞の謎解きをスタートさせる。捜査と称して聞き込みをする真理に対し、虎が投げ込むド直球な告白の数々に、読者も真理同様身悶えすること必至だ。

　謎解きと恋愛をかけ合わせたハラハラドキドキの展開に、読者からは大興奮の感想が続出。ネット上には、「探偵ものと恋愛ってわたしの好きなものだらけじゃーん！」「転落死っていうワードにびっくりしましたが、不器用な虎なりの告白だったと知ってニヤけが止まらなくなりました！」「2巻は来年の1月に発売予定なんだね！ もうすでに楽しみだ！」「探偵ものか、難しそうだなと思って試し読みしてみたら、めっちゃドキドキ展開じゃん！」「いくつかの謎がパズルのピースにはまるように解き明かされて、最後の方は圧巻でした」といったコメントが溢れている。

「ポプラキミノベル」から発売されている同書は、イラストと小説が融合している読み物。普段読書をしない人でも、イラストを楽しみながらマンガに近い感覚で読み進められるだろう。葛西尚が描く表情豊かなキャラクターたちと共に、謎解きと恋愛が交差するハラハラドキドキの物語を楽しんでみてはいかがだろう。