空き箱やペットボトルで、知育おもちゃが作れちゃう!? 子どもの“ワクワク”を刺激する手作りおもちゃが50案以上も詰まった一冊

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公開日:2022/11/14

0~6歳まで遊んで学べる! 新しい手作りおもちゃ
0~6歳まで遊んで学べる! 新しい手作りおもちゃ』(あん/KADOKAWA)

 何の予定もない子どもとのワンオペ休日。みなさんは何をしていますか? 天気が良ければちょっと遠い公園に行ったり、買い物に行ったりもできますが、天気が悪いと一日家で何をしたらいいのか……。そんなときにおススメの一冊が、『0~6歳まで遊んで学べる! 新しい手作りおもちゃ』(あん/KADOKAWA)です。本書はYoutubeや、Instagramなど各SNSで遊びクリエイターとして情報を発信するあんさんの、手作りおもちゃの作り方をまとめたもの。

 元教師であり、育児書を200冊以上読んだというあんさんのモットーはしつけも教育も、“遊びの要素が大切”だということ。遊びながらひらがなを覚えられたり、指先を使う知育になったり。さらには朝の支度や食事の配膳に遊び要素を取り入れて、子どもが楽しみながらできるようになるおもちゃが紹介されています。ちなみに材料はほぼ100均で揃うもののみ、イラストの部分はそのまま家のプリンターやコンビニで印刷できるQRコードがついているので、手作りに自信のない人にも安心の一冊。ここでは本書に掲載されているおもちゃの作り方の一部を紹介します。

おはしの練習が遊びに変わる! “おはしであーん”

材料
空き箱 紙 (あーん用の)メラミンスポンジや豆など子どもがつまめそうな大きさのもの のり キリ ハサミ

1、紙に動物の絵を描いて、空き箱に貼る
※本書のこのページには、はくま、うさぎ、ねこのイラストがダウンロードできるQRコードがついているので、それを印刷して貼ることも可!
2、動物の口の部分にキリで穴を開けた後ハサミを差し込み、回しながら穴を広げる

 お子さんの成長度合いなどの状態によって、口の大きさに違いをつけたり、つまむものを変えたり。おはしがまだ難しい場合は、トングやピンセットを使ってつまむ練習をすると、おはしにも慣れやすくなります。

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キャップの開け閉めで、指先を鍛える! “くるくる回る”キャップずし

材料
ペットボトルの空き容器(空き箱の大きさによりますが、6つくらい) おすしシール お菓子などの空き箱 ハサミ 木工用接着剤

1、ペットボトルの下の部分をカットする
2、さらに飲み口の下の、広がっている部分をすべて切る
3、2を空き箱に接着剤などで貼り付け、おすしのシールを貼ったキャップをはめる

 土台が安定しているため、本物のペットボトルの蓋を開け閉めするより回す動きに集中でき、指先が鍛えられます。お皿などもあればお寿司屋さんごっこもできる上、遊び終わったら箱の中にしまうこともできるので、収納にも困りません!

 本書ではほかにも、クリスマス前の制作にぴったりな “まきまきツリーと雪結晶オーナメント”や、子どもが大喜びしそうなかわいいおままごとおもちゃの作り方なども紹介。

 正直、子どもに毎日ひっきりなしに「遊ぼう!」と言われて「ちょっと面倒だな……」と思ってしまう時もあると思います。でもそんな際にもこの一冊があれば、「この遊びは子どもの知育になっている」&「親も作るのが楽しい」、2つのメリットで、大人も遊びに集中することができそうです。

文=原智香

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