個性あふれる“いちごサンタ”にハマる人続出中!? 親子で読みたいクリスマス絵本『いちごサンタ』

文芸・カルチャー

更新日:2022/11/18

いちごサンタ
いちごサンタ』(文:大塚健太・絵:わたなべあや/白泉社)

 のりものクリスマスケーキが大集合! かわいいお菓子たちの冒険が楽しい、クリスマス絵本『いちごサンタ』が2022年11月1日(火)に発売された。

 同作は『おやつトランポリン』などで知られる大塚健太氏と、『ごめんやさい』や『おさんぽのおやくそくだもの』などの食べ物をテーマにした絵本を描くわたなべあや氏がタッグを組んだ一冊。もともとは子育て情報誌『kodomoe』2021年12月号の付録として誕生した作品で、そのかわいらしい世界観がネット上で大きな話題に。そして今回、新たに見返しなどを描き加え、より賑やかなクリスマス絵本となって再び登場した。

 物語はちっちゃくてかわいらしい“いちごサンタ”が、ショートケーキの船に目がけて走ってくる様子から幕を開ける。無事にいちごサンタが乗り込むと、いよいよ船が出発。目指すは、クリスマスの街だ。

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(C)大塚健太・わたなべあや/白泉社

(C)大塚健太・わたなべあや/白泉社

 すると今度は、別のいちごサンタがブルーベリーたちと一緒に登場する。ショートケーキの船とはまた違う、のりものクリスマスケーキに向かって走っていき――。お菓子たちのかわいくて楽しい大冒険がここから始まっていく。

(C)大塚健太・わたなべあや/白泉社

 同作の見どころの一つには、やはりいちごサンタのかわいさが挙げられるだろう。作中にはいろいろないちごサンタが登場するのだが、みんな同じように見えてじつは一人ひとり特徴が異なる。手袋の色や頭の上のクリーム、眉毛などがそれぞれ少しずつ違っていて、見事にいちごサンタを描き分けているのだ。

 そんな個性溢れる愛らしいいちごサンタに魅了される人も多く、SNS上には「かわいいが溢れてる…」「いちごサンタが好きすぎて、デザートにいちごサンタを作ってみた!」「最近うちの子は、いちごサンタがお気に入り」「いちごサンタのぬいぐるみが欲しい~」といった反響が上がっている。

 またいちごサンタだけでなく、のりものクリスマスケーキにも注目したいところ。先述したショートケーキの船以外にもロールケーキのバスやケーキのUFOなど、さまざまなのりものが大集合しており、それぞれに作者のこだわりが感じられる楽しい発見がいっぱい。子どもはもちろん、大人も惹き込まれる世界観になっている。

 ちなみに同作の対象年齢は2歳から。来たるクリスマスに向けて、親子で読みたいクリスマス絵本『いちごサンタ』をぜひ手に取ってみてほしい。

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