ボケとツッコミの日常乱舞

コミック

2012/12/11

あいうら (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : KADOKAWA
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:茶麻 価格:760円

※最新の価格はストアでご確認ください。

少し前から「日常系」と言われるジャンルが流行り、今でも人気がありますよね。『あいうら』を分類するならまさに日常系でしょう。それにしても、この主人公はウザい! なんせ作者のあとがきに主人公のコンセプトは「ウザい」であると明言しているくらいです。しかし、それでもどこか憎めない可愛らしさがあり、不思議とイライラはさせられません。まあ、実際身近にいたら話は別だと思いますが(笑)。

『あいうら』は4コマ漫画のいくつかをセットにひとつの話題を構成しており、情報量はそこまで多くなくてかなり読み進めやすいです。扱う題材も高校生活の中の何気ない1ページを切り取ったようなものばかりで非常に入り込みやすいところにも好感が持てます。

                         

ウザかわいい(?)主人公の奏香をはじめとして、基本的にボケが多いのがこの作品の特徴のひとつでしょう。主なツッコミ役は奏香の1番の親友である(当人は否定しそうですが)クールな彩生。しかし、彩生はめんどくさがりやなため奏香のあらゆるボケを躱す放置プレイも多いです。それによってできた間がシュールでおもしろかったりするんですがね。

                                        

奏香たちの通う高校でできた新しい友達ゆっこんは対極的な2人のあいだに位置するいわゆる「普通」な子ですが、時にツッコみ、時にボケられる非常に優秀な子です。一風変わったハチャメチャな登場人物の多いこの作品の調和を保ってくれるありがたい癒しキャラとでもいいましょうか。『あいうら』に出てくるキャラクターはどの子も可愛くてキャラが立っていて愛情が湧いてしまいます。

4コマ漫画は内容が軽くて気軽に読みやすい一方、起承転結をたった4コマでおさめなければなりません。なのでテンポが良くないと最後まで読むのは辛くなります。その点、『あいうら』は心配ご無用。ゆる~い会話、キャラクターたちの奇行に小気味よくツッコミが入り、始終軽快なテンポが保たれています。癒しと笑い、スパイスとしての「ウザさ」。ほっと一息つきたい時に読んでみて欲しいです。

ちなみに2013年春よりアニメ化されるようなのでそちらも要チェックです!


2人の温度差

他愛のない、ゆる~いやりとりに癒される

ツッコミ不在! だけどなんだかジワジワくる…

ギャグ漫画においての真面目な子は格好の餌食に

※担任教師です
(C)Chama 2012