イケメンイラスト&人気声優のイケボで語彙力アップ! ビジネスで「ヤバい」「ウケる」を使うのは残念な大人? デキる大人の話し方

ビジネス

公開日:2022/12/13

 何か面白いことがあると咄嗟に出てしまう「ウケる〜」「ヤバい」などの一言。相手が同僚や友人なら構わないだろうが、ビジネスの取引先や上司の前で使うと、“残念な人”と思われてしまうかも。仕事がうまくいくどころか、信頼を失ってしまう可能性もある。

忙しそうな上司に話しかけたら、邪険にされた。同僚との雑談の中で、なんだかムッとされた気がする。仲良くなりたい先輩がいるけれど、頑張って話しかけても全然距離が縮まらない——もしかするとそれは、あなたの話し方のせいかもしれません。

 このように問題提起をして、デキる大人の話し方を伝授してくれるのが、『見るだけ・聴くだけで語彙力アップ デキる大人の話し方』(主婦の友インフォス)。本書によれば、デキる大人なら「ウケる」を「笑いを誘いますね」などに、「ヤバい」を「ただ事ではない」などに言い換えることができる。スマートかつ大人らしい表現で、上司や取引先にも一目置かれるはずだ。

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見るだけ・聴くだけで語彙力アップ デキる大人の話し方 P6-7

 よくあるハウツー本と違うのは、各ページにイケメンのイラストが描かれているところ。『mature』という架空の編集部が設定され、5人のキャラクターが登場する。中心となるのは、編集部に配属されたばかりの新人・川井戸新人。その他に、切れ者の先輩、面倒見が良い先輩、イケオジ上司、雅な雰囲気の取引相手とタイプの異なるイケメンが登場し、彼らとともに学びを進めることができる。

 さらに、誌面のQRコードからYouTubeにアクセスすると、音声でも学べる仕様。声優陣は、人気アニメ『SPY×FAMILY』に出演する江口拓也をはじめ、西山宏太朗、斉藤壮馬、松田健一郎、橘龍丸と超豪華なラインナップ。目でイケメン、声でイケボを楽しんでいるうちにビジネスの語彙力までついてしまうとは、なんてお得な本だろうか。

見るだけ・聴くだけで語彙力アップ デキる大人の話し方 P28

 さて、新人編集部員の川井戸くんは、入社早々、編集部のみんなとお昼に行くことになったようだ。先輩たちと親睦を深めるチャンス! だが、お誘いにどのような言葉で対応したら…。

「一緒に行きます」では幼稚すぎるため、デキる大人は「お供します」と返すのが正解だとか。似た言葉で、「ご一緒します」というのも、謙譲語として礼儀正しい印象を与えるそうだ。それぞれの言い換えでは語句の説明もされており、理屈を覚えることでワードが頭に入りやすくなる。

 左下のコラムにも注目したい。このページでは、「配属早々ランチに誘われた背景には、新人が早くなじめるようにという先輩方の親切心があったのでは」とシチュエーションの背景が説明されている。先輩の心遣いに対する感謝を示した言葉が「お供します」なのだ、と納得した上で語句を活用することができそうだ。

 それにしても、赤面した川井戸くんの初々しさよ…。こんな新人なら、先輩たちから可愛がられることは間違いない。

見るだけ・聴くだけで語彙力アップ デキる大人の話し方 P78

 さて、春に配属された川井戸くんは少しずつ成長を遂げ、夏を迎える頃には、社外の人たちと打ち合わせをする機会が増えてきたらしい。そこで早速、自分を売り込むことにしたのだが、この時にふさわしい言葉とは…?

 ここで「仕事ください!」とストレートに伝えるのはNGで、「ご用命ください」とアピールすることがおすすめされている。「用命」とは用事を言いつけることを示すため、相手から頼んでほしいことがある時に、この語句を使うと有効だという。

職場でのコミュニケーションがうまくいかない人に

 本書には他にも、指導を受けた時のお返しの言葉、軽めのお詫び、心からの反省、相手の機嫌をそこねない断り方など、誰もが仕事場で出会いそうなシチュエーションが登場する。また、お悔やみ、上司の門出など、特別なタイミングで使える語句も網羅されており、この1冊があれば、どんな場面に遭遇しても動じないデキる大人になれそうだ。

 言葉の選び方ひとつで人の印象は変わってしまう、と本書には書かれている。せっかく相手を尊敬していても、その場に適した言葉や話し方を知らなければ、その気持ちをきちんと伝えることはできないのだ。伝えたいことがあるのに、気持ちが空回りするばかりでは悲しすぎる。肝心の仕事にも身が入らないだろう。

 本書なら、イケメンとイケボを楽しんでいるうちに大人の語彙力が身につく。シチュエーションごとに語句を言い換えることができ、すぐに実践しやすい点もポイントが高い。来春から社会人になる人や、職場でのコミュニケーションがうまくいっていない人は、試してみてはいかがだろうか。

文=吉田あき

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