心と体を美味しく&やさしく満たす 元てれび戦士・長谷川あかりさん初のレシピ集

暮らし

更新日:2023/1/23

クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん
クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん』(長谷川あかり/KADOKAWA)

 日々食べているものが、自分の体をつくる。そうわかっていても、毎日手の込んだ料理を作るのは難しいもの。特に仕事が忙しい時は食欲も沸かず、つい食事をおろそかにしてしまいがちです。でも、忙しくても手軽に体のためになるご飯が作れる。疲れている時だからこそ美味しく感じるご飯が作れる。そんな手助けをしてくれる一冊が『クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん』(長谷川あかり/KADOKAWA)です。著者は、小さい頃からタレントとして活動していた長谷川あかりさん。長谷川さんは自身も学生時代芸能活動をしつつ、同じく忙しくしていたり、親元を離れて不規則な生活を送っていたりする友達たちのために料理を作っていたそう。その時喜んでもらったことがきっかけで料理に目覚めたという長谷川さんらしい、心も体も満たされるようなやさしいレシピが揃った一冊です。ここでは一部のレシピをご紹介します。

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ノンオイル&ノン小麦! 疲れた体にも胃もたれしない、薬味たっぷりだしカレー

 鶏のむねとモモのひき肉と、長ネギのみを具にしたこのカレー。それらを蒸して、カレー粉などの調味料を混ぜて煮込めば出来上がりです。油や小麦粉を使わないので、しっかりしたカレーを食べると胃もたれするような時でも食べられて、カレー粉と薬味の力で食欲増進効果も。薬味をたっぷり載せて混ぜながら食べることで、いろいろな味・香りと食感を楽しめます。長谷川さんによると、オクラや納豆などネバネバ系の食材とも相性抜群とのことです!

ルウなしで完成! 塩豚とサツマイモのクリームシチュー

 こちらもルウを使わないシチュー。昆布締め塩豚という、豚肉のロースブロックに塩をして昆布で挟み、一晩置いたものを使います。その塩豚とサツマイモをバターでいため、小麦粉を追加。水と牛乳で煮込んで塩で味を調えるという至ってシンプルなレシピ。シンプルだからこそ、塩豚とサツマイモの旨みが体に染みわたります。ちなみに塩豚はそのまま焼いたり、ゆで豚にしたり、スープや炊き込みご飯にも使えるそう。多めに仕込んでおくと、毎日の料理の時短にもなりそうです。

いくら食べても大丈夫! ほろほろカリフラワーサラダ

 長谷川さんのレシピに多く登場するのが、“蒸す”という工程。このレシピは小さくしたカリフラワーを白ワイン・オリーブオイル・おろしニンニクなどと蒸し、粉チーズを加えて混ぜるだけで完成します。しかしそのシンプルな工程の中でカリフラワーのほのかな甘みが最大限に引き出されていることが、食べてみるとわかるはず。油もカットでき、素材の良さも引き出される、“蒸す”という料理法の奥深さを実感できるレシピです。

 そのほかにも主菜・副菜はもちろん、朝食になるような一品からおつまみまで50品以上のレシピが掲載されている本書。これらのレシピを試してみれば、無理なくからだに優しい生活を始められそうです。

文=原智香

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