【2/9映画公開】「脳男」ってなんのこと? その疑問そのものが本書のサスペンス

小説・エッセイ

2013/1/26

特異な身体感覚を身につけてしまった主人公が活躍するミステリーは、いくつかある。嗅覚が異常なまでに発達してしまったの井上夢人の『オルファトグラム』や、聴覚が消えてしまった音を識別できるほど鋭くなってしまった浅倉三文の『石の中の蜘蛛』などがその代表例だ。この手のミステリーのおもしろさは、かすかなにおいや音から、においや音... 続きを読む