どうしても嫌いな人がいて困っている人へ

更新日:2013/1/29

特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ

ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android/Reader 発売元 : クロスメディア・パブリッシング
ジャンル:ビジネス・社会・経済 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy
著者名:五百田達成 価格:1,209円

※最新の価格はストアでご確認ください。

職場や学校などで、“嫌いな人”、“苦手な人”がいて、それが思わぬ壁になってしまっている人も少なくないのでは?

同じ内容を伝えているのに、自分の話が“通じる人”と“通じない人”がいるなぁと、近頃ちょうど、モヤモヤしていたところ(私の説明の仕方がヘタなどの原因は思いつくけれど…(苦笑))、『特定の人としか~』このタイトルを見てすぐ、「私のことか?」と思った。

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長いタイトルも気になるが、「2012 TSUTAYA BOOKS 年間ランキング ビジネス‐仕事術-」1位、発行部数も12万部を突破したこの本の著者は、作家・コラムニスト・カウンセラーで、“日本一女心が分かる男”…という五百田達成氏と、「明治一受けたい授業」に選出されるなど、熱血指導が支持されているという明治大学教授の堀田秀吾氏。お2人のちょっと変わったプロフィールがまたすごく気になる。

読み進めていくと、心が「冷める」というのは、人間の防衛本能で、情報があふれている世界の中で、あらゆることに関わろうとすると頭も体もついていかなくなり、必要最低限のコミュニケーションで生きていこうとするようになるそうだ。

つまり、“苦手な人”というのは、自分が「冷めた」結果、上手くコミュニケーションがとれないということ。

「いい人だと思っていたのに違った」「期待していた成果を出してくれなかった」「何を考えているかわからない」「そもそも外見からして自分とは住む世界が違う」……などをきっかけに、その相手に対して、「あの人は全然合わない」と、“苦手”になったり、「仕方ない」と言いながらも、心のどこかで不満を溜めて“嫌い”しまったり…。

しかし、こんな“冷めて”しまった心でも、もう一度温める方法がある。「つまらない話に興味を持つ」「勝手に“嫌なヤツ度”を高めない」…ほか、この本には、47つのエピソードで、様々な方法が紹介、解説されている。

中には、『クレヨンしんちゃん』や『ドラえもん』、『スラムダンク』など、人気マンガの登場人物の性格、生き方を例に、誰でもイメージしやすい表現での説明もあって、難しすぎず、とても読みやすい構成に。

また、目次で内容が細かく分かれているので、スキマ時間に気になるものからチェックできるし、電子書籍で読む場合は、目次の数字をクリックすると、そのページに簡単に飛べてとても便利だ。

もし、現在、身近に“苦手な人”や“嫌いな人”がいて困っているなら、オススメの1冊。読んでみるとちょっと楽になるかも? ぜひこの本を取って、心を“温め直し”してみてはいかが?


心が冷めてしまう原因があきらかに!?

“苦手”な人がいるのは?

『クレヨンしんちゃん』と『ドラえもん』の映画にはハマるわけ

あなたはどのタイプ? 『スラムダンク』の登場人物でわかりやすく分類されている!

『スラムダンク』の安西先生の魅力

目次の数字をタッチすると、ページにジャンプ!

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