四国旅行には必携! 地元の人気タウン誌が厳選した麺グルメのためのお店情報

公開日:2011/9/13

恐るべきさぬきうどん&怒涛の徳島ラーメン

ハード : iPad 発売元 : SPC.Co.
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:200円

※最新の価格はストアでご確認ください。

地方発の美味しいグルメは、やはりその地方に出向いてでも食べたくなります。「さぬきうどん」「徳島ラーメン」を特集したこのアプリを見て、ふとけんはそう思いました。

数年前に大ブームになって以来、すっかり都心でも定着し、サラリーマンやOLのランチメニューとして存在感を確立した感がある「さぬきうどん」。2010年、テレビ番組のご当地最新B級グルメで第1位となって俄然、注目を浴びている「徳島ラーメン」(ただ地元では普通に、中華そばというらしいのですが)。

advertisement

四国訪問の際には、ぜひともチャレンジしたい! という、麺通の力になってくれそうなこのアプリのポイントは…

①エリア別にさぬきうどん・徳島ラーメン店を地図付きで紹介。だからドライブだけじゃない、自転車でのツーリングや電車旅行の人でもちゃんとたどり着けるのです
②お土産コレクションも紹介。自分で食べるだけじゃなく、家族や知人にも味わってもらうためには、この情報も欠かせません。
③そして何よりも多用されている「さぬきうどん」「徳島ラーメン」の写真!! やっぱり写真を見ると、食欲をそそるのです。

ラーメン好きなふとけんは首都圏にもう20年以上も住んでいるので、東京のラーメン情報誌は読み漁り、ラーメンランキングのテレビ番組はもちろん録画してチェック。情報誌に掲載されたお店巡りも精力的に行っています(最近は忙しくて、少しペースダウン中ですが)。

そんなふとけんが最近感じるのは、やはり元々の地元で食べることへこだわりの大切さです。
たとえば宇都宮の餃子が美味しいらしいと聞けば、ネットや情報誌でメニューや評判・営業日や時間をチェックし、クルマで高速を飛ばして宇都宮まで食べに行く。たとえバカバカしいといわれても、やはり「本家」「本店」で食べた経験は味に対する説得力も誰にも超えられません。そして、今や余暇の過ごし方として、最も贅沢な過ごし方といえるかもしれません。

ぜひ、これを読んで四国に麺巡りに旅立っていただきたいと思います。
ちなみにふとけんは出身は瀬戸内海を挟んだ岡山ですが、大学生時代に単車で2週間かけて四国一周をしました。当時こんなものがあったら、もっと食べることも楽しめたツーリングになったなあという気持ちは今更ながらありますが、四国に行く際にはぜひ、それだけでなく地元の方々に人柄の良さに触れていただきたいです。
この書評を通じて、皆さんにあまりメジャーではない四国に興味をもち、行ってほしいと心から思ったふとけんでした。

最後に、このアプリの使い勝手は、電子書籍としての機能があまり実装されておらず、正直よくないです(なので、実用性は1.5)が、そこは値段が170円ということも鑑みて、今後に期待ということにさせていただきました。

本誌には「はじめてのうどん巡り」コーナーが収録されていて、「まんのう町」「綾川町、丸亀市」「坂出市、宇多津町」の地域別3コースが紹介されています。初めて四国に行く、地元に全く知り合いがいない、どこの店に行けばいいか分からない、といった方にはこの編集部お勧めのモデルコースから始めるのがよいのではないでしょうか。何だが、海外旅行に行くときのガイドブックのモデルコースみたいですね

掲載されている情報は、地元のタウン誌の編集部厳選です! 情報量も相当なもの! ですがしかし、雑誌の情報誌を電子化しただけに近い機能実装なので、たとえば店の情報にある電話番号をダブルタップしたらそのまま電話が掛かる、とか、住所をダブルタップすると地図のページに飛ぶ、とかまでは残念ですができません。あしからず

徳島ラーメンのブレイクのきっかけとなった店「いのたに」をはじめとして、全60店を掲載。徳島のラーメンには大きく分けて白濁の豚骨スープを濃口醤油で味付けした「黒系」、同じく白濁の豚骨スープを薄口醤油で味付けをした「白系」、一般的な清湯をベースとした中華風の「黄系」の3種類があるが、現在「徳島ラーメン」と言うと「黒系」を指す場合が多いようです