報酬は100億円。マッハ20で飛翔する担任を暗殺せよ!

更新日:2013/2/28

暗殺教室 (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 集英社
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:松井優征 価格:399円

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みなさん、お早うございますコンニチハ今晩は。学生時代は毎週ジャンプ、マガジン、サンデー、ヤンサンを愛読していた中國卓郎です。

教壇に立った教師がおもむろに「今日はね、ちょっとみんなに暗殺をして貰います。」とか言った後、疑心暗鬼に陥った生徒達が血で血を洗う凄惨な殺し合いをしちゃうとそれはもうバトルでロワイヤルな別作品です。これが本書の場合、教壇に立った教師は落書きの様な適当な顔をしていて触手をウネウネさせながら出席を取るのです!

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月を7割方ふっ飛ばし形を(文字通り)三日月にしてしまった謎の生物、彼1年後に地球もふっ飛ばすと発表するのと同時に、椚ヶ丘中学3年E組の担任になると宣言した。そこでE組の生徒達は担任を暗殺してくれと世界各国の首脳から依頼されたのである。と、これがアラスジであり基本設定なのですが、なんと言いますかスットンキョウに前衛的で荒唐無稽にポジティブだなぁと…

まぁ要するに「なんぢゃコリャ!?」なマンガです。ってあくまでも良い意味で! あ、それと大事な事を言い忘れてましたが『暗殺教室』とヘビィなタイトルですが本書はコメディーでございます。人間を遥かに凌駕する能力を持ったタコ型の超生物の先生は、自ら率先して生徒達に暗殺を奨励し生徒達も一生懸命、先生を殺害しようと知恵を絞るのです。そんなヤるかヤられるかの関係なのに非常にアットホームな3年E組。その辺の殺意と好意のバランス感覚がこの作品は絶妙であり、トンでもなくダークにもなり得る設定を笑いに変換しちゃうセンスも素敵です。

ところで『週刊少年ジャンプ』ってのは【友情】【努力】【勝利】が合言葉だったと記憶していましたが、イヤハヤ最近のジャンプは変わって…ハッ!? いや待て! よく考えるんだ…クラスメイトとの【友情】を武器に、先生のスキを突く【努力】を怠らず、1年以内に【勝利】(暗殺)を目指す生徒達。ナンテコッタ…これぞまさに王道ジャンプマンガではない…か!? ん? そうなの? ともかくおもしろいから良いと思いまっす!


3年E組の担任のあだ名は殺せない先生だから「殺せんせー」

一斉射撃から始まる朝のホームルーム

マッハ20…もはや目視不可能な領域である

超生物のくせに実は意外とスキが多いのです

特に意味はないですが…旬? なので取りあえず
(C)松井優征/集英社