若手芸人が書き上げた「学園+ラブコメ+サイボーグ+お笑い」の青春ライトノベル

ライトノベル

2013/2/24

青春サイバーアクション漫才ハードボイルドコメディな転校生

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : PHP研究所
ジャンル: 購入元:電子文庫パブリ
著者名:リタ・ジェイ 価格:600円

※最新の価格はストアでご確認ください。

小学校の頃の人気者は、いつも“おもしろいヤツ”。それが中学、高校と年齢を重ねるにつれ、“カッコよさ”や“勉強のでき”に変わり、やがて“将来性”など現実的な要素が男をはかるモノサシになってくる。そんな実感があります。

とはいえ、圧倒的な笑いのパワーは子どもたちを強烈に魅了し、そのうちのごく一部は「お笑いをやりたい」と本気で芸人を目指すようになります。

本作の主人公(高校2年生)は芸人志望。ただし、クラスでは影が薄いビミョーな立ち位置。ギャグもおもしろくない。そんな主人公が、転校してきたナゾの美少女(じつはサイボーグ)と漫才コンビを組むことになり、お笑いを追求していくという、昨今流行りの“タイトルが長いラノベ”からは規格外れの、トンデモ小説なのです。

学園、ラブコメ、サイボーグ…といった設定には、正直、多くの読者が真新しさを感じないかもしれません。本作のおもしろさは「お笑い」にあります。作中ではツライ漫才の練習を経て、やがて舞台で本番が披露されるのですが、その掛け合いの楽しさといったら。間の取り方も絶妙。じつは、本作の著者はホリプロの若手芸人。普段からの台本作りが文章に生かされているのでしょう。

ちなみに、主人公はお笑いの練習を通して「芸人になること」と「(ひそかに)美少女と仲良くなること」を目標としていますが、一方で美少女の悲願は「ある組織を倒すこと」。圧倒的な戦闘力を備える少女ですが、スペシャルウェポンだけは主人公との漫才なしに出現しないのです。

不器用な2人がどのようにお互いの夢を実現させていくのか。爆笑必至なので、誰もいないところでこっそりと読むことをオススメします。


少女に絶妙なツッコミを入れることで、何かが起こる

自分の名前をもじって「ノース南田」という芸名を考えてみるも、友人からはキビシイ意見が入り…

芸人を“さん付け”しないと、すかさず友人から叱られる主人公。お笑いの道は険しい。主人公と少女と友人の3人でたどり着く答え(お笑い)とは?