「戦争起きたら逃げます」そんな若者たちの考えを分析した新しい若者論

ビジネス・社会・経済

2013/2/27

絶望の国の幸福な若者たち

ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android/Reader 発売元 : 講談社
ジャンル:ビジネス・社会・経済 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy
著者名:古市憲寿 価格:1,566円

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著者の古市さんは、まだ26歳という若い社会学者さん。ある時、「日本の若者はこんな不幸な状況に置かれているのに、なぜ立ち上がらないんですか?」とニューヨークタイムズ紙の東京支局長から質問を受けます。その答えは…。「なぜなら、日本の若者は幸せだからです」…。

  

時折ニュースで叫ばれている「若者論」。留学人数が減ってる・モノを買わなくなった・草食系etc…しかし実際、統計で分析していくと、留学よっぽどしてるし幸福度が高いしモノというより通信費にお金の使い方が移行してるだけ! と見えてくることがわんさか。大人が若者を理解するの上でもってこいの資料集です。

レビューを書いてる私は平成元年生まれ…! つまり、「ゆとり」ド真ん中の女子です。社会に出ると、やはり考えがちょっとずれてるみたいで「ゆとりだもんね~」と言われることがたくさんあります。本書を読むと、「あー分かる分かる」と思うところが結構ありました。構成としては、データ(図表)に基づく結論が書かれているので、納得してページをめくることができ、安心して読めます。最後には俳優の佐藤健さんとの1万字にのぼる対談が掲載されていたりと、社会学の本として堅苦しくないので高校生でもチャレンジできる内容だと思います。

また、個人的に読み終わった後…「うーん…」と心にモヤモヤを感じました。が、そもそも社会学にすっきり結論がでたら学問にならないじゃん! とこのレビューを読んで興味を持った方には前もって伝えておきたいと思います。老若男女問わず、さっくり読み進められるので、若者について考えてみたい方・これからの日本について思いを巡らせてみたい方は本書を読んで、ぜひ社会にリプライしてみてください。


データに基づく結論

俳優・佐藤健さんとの対談

著者について。(続きは本書で確認を!)