男子高校生が送る青春って、全力でバカになることなんだ

大人になってから、ふと過去を振り返ると…学生の頃って本当にバカだったなぁ、なんてしみじみ思ってしまいます。どうしてあんなことに必死だったのか、バカやってたのか、今になって思えばくだらないようなことにも全力だった気がします。そんな学生時代を思い出して恥ずかしくなりつつも、ちょっと戻ってみたい気持ちになる葉菜とチリでお送りいたします。

【葉菜】いやぁ、学生の頃はほんとバカばっかりやっておりました。自分ルールとか作っちゃったりして、別に誰にも「そうしろ」と言われたわけじゃないのに必死にそのルールを守ったりなんかして。

【チリ】あるあるー。あの頃って、なんでそんなことにあんな夢中になれたんだろうね。

【葉菜】そんな気持ちを味わわせてくれた、この作品のあらすじ。高校生の柴くんは、ある時カツアゲにあっていたところを秋山くんという男子に助けられ、一目惚れする。そんな柴くんが、不良グループとつるんでいるところの秋山くんに「愛してます！」とマジ告白しちゃったところから話が始まります。秋山くんの友達である不良グループにバカにされ、からかわれ、無理矢理秋山くんの前で恥ずかしい姿にされてしまう柴くんだったけど、そんな柴くんに対し、秋山くんが…？

【チリ】最初さー、この秋山くんの友達の不良グループがすごくイヤな感じで「うっ」って思ったんだよね。それくらい、いかにも不良っぽい男子学生の描き方がうまいんだよね、この人の。で、そんな中でちょっと変わっているのが秋山くんなんだけど。秋山くんも学校はさぼるし悪いこといっぱいしてるんだけど、柴くんと関わったことで不思議と魅力がアップしてくるんだよねー。

【葉菜】それはきっと、柴くんが全力で秋山くんのことを大好きだからだと思いますよ。柴くん目線で見ちゃうと、どうあっても秋山くんを好きになっちゃいますもん。柴くんはいつも泣きそうになるほど、爆発しそうになるほど秋山くんが大好き。不良グループ達から「バカじゃねぇの」とか言われて、実際柴くんはほんとバカだと思うんですけど、その全力っぷりに感動しちゃいますよ。そりゃ秋山くんも堕ちるわ。

【チリ】男子学生達の全力全開で、周りが見えてないがつがつ系の恋愛…！ こういう学生ならではの魅力が味わえるのってすごくいいと思う！

【葉菜】学生時代を思い出したい貴女、今学生の貴女、どちらにも読んでほしい一作です。男子高校生のバカなリアル、是非ご堪能あれ。