いつまでもピーターパンなキングオブ厨二病者・厨二くんは誰にも止められない!

コミック

2013/5/28

厨二くんを誰か止めて!(1)

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : KADOKAWA / 富士見書房
ジャンル:コミック 購入元:BOOK☆WALKER
著者名:サンカクヘッド 価格:450円

※最新の価格はストアでご確認ください。

「いつまでも子どもでいたい」とナルシズム・自己中心的・反抗的などの言動が見られる精神疾患を「ピーターパンシンドローム(ピーターパン症候群)」といいます。「大人になるのをやめた」というピーターパンのセリフが由来となっており、主に、精神的に未熟な青春期で確認されるといわれます。社会に反抗し、大人を敵視し、自分はいつまでも純粋な子どものままでいたい。男子の多くは、多かれ少なかれ、成長の過程でこの時期を避けて通ることはないのでは。

さて、とくに近年、ますます市民権を得てきた感がある「中二病」(厨二病)。ピーターパンシンドロームを基礎にしながら、具体性とエンタメ性を含んだこの言葉は、ちまたでもよく使われるようになりました。いい年のおじさん、おばさんまでが「中二病」と口にするのを聞いて驚く私は、じゃっかん時代の波に乗り遅れているのかもしれません。

もとは「中学2年生くらいがよくやる言動」を指していた厨二病。今では「思春期の少年がやっちゃいがちなエキセントリックな言動」というふうに蔑称として用いられます。本作の主人公「厨二くん」(本間厨二・16歳)は、その体現者。キングオブ厨二病者といっても、過言ではないのでしょう。とある事情で一緒に済むことになった同い年の幼なじみ(五十嵐なつみ)の前で、惜しげもなく次のような症例をあらわにします。

●なんかいつも赤いハチマキとか包帯とかをしている
●自分は「神に選ばれし…選ばれた男」であることを高らかに宣言
●二つ名(真羅・螺旋剣・シリウス)をところかまわず暴露
●「世界を救う」という夢を臆面もなく語る
●気を使えたり、数々の必殺技(「苦雷死酢・覇王の雷=クライシス・インディグネイション」など)を使えたりする…という設定をつくり込んでいる

もちろん、常識人のなつみは、厨二ギャグ(厨二くんは本気)に「二つ名ってなに?」とか「世界を救うって、何言ってんのコイツ…」とか「日本語が行方不明」とか終始ドン引きなわけですが、まわりの誰も、圧倒的なパワーで自分の道を突き進む厨二くんを止めてあげられません。厨二くんにとって、「厨二病」は蔑称ではなく称賛の言葉なので、当然なわけです。

実社会で厨二病者に出会ったときのために、本作で万全の対策をしておくことをオススメします。


衝撃(笑撃)の自己紹介

厨二「俺は最強の男だからな!!」。なつみ(小学校の時と同じ事言ってるー!!!)

必殺技「苦雷死酢・覇王の雷=クライシス・インディグネイション」。しかし、誰も殺せない!