なぜ、朝井リョウはこんなにも少女の気持ちが分わるのか…

小説・エッセイ

2013/6/1

尾崎豊の『卒業』が少年の卒業を描いた傑作ならば、朝井リョウの本作品は少女の卒業を描いた傑作に違いない。歌のように、すっと入ってくる美しいこの短編集の少女達は心に強い決意を秘めている。少年のような荒々しさはないが、少女たちは繊細なようで意外と大胆、力強い。青春の甘酸っぱさや痛み。大きく踏み出すそれぞれの第一歩に胸が締め... 続きを読む