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公開日:2013/6/1

女子校ルール

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : KADOKAWA / 中経出版
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:BookLive!
著者名:女子校あるある研究会 価格:823円

※最新の価格はストアでご確認ください。

世の中には、男性と女性の2種類が存在する。そんな中、女子しか存在しない女子校というのは、なんとも不思議な空間だと思わないか。私自身、中高と某都内私立女子校出身者であるため、その不思議さは身を持って痛感している。思春期という多感な時期を女子校で過ごしてから男女のいる普通の世界に飛び出して、女子校生活を振り返りこう思う。“女子校は最高だった!!”と。

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さて、本書では、女子校について様々な面からその実態を分析している。冒頭では、いきなり、“女子校毒され診断”という診断テストから始まる。(ちなみに私は50%でした。)そして、女子校のイメージについて、男子校・共学出身者からの意見が纏めてあり、面白い掴みを展開している。

本題の部分では、女子校ならではのルールが、可愛らしいイラストと共に紹介されている。それは、懐かしい女子校生活を思い出させるものばかりで、女子校出身の方が読めば共感すること間違いない。女子校出身でなくとも、読めば女子校のリアルな実態を知ることができる。(目からウロコな内容ばかりになると思うが。)

また、女子校で生活する女の子のことを、“お嬢様タイプ”や“オタクタイプ”など、これまた素敵なイラストと一緒に紹介されている。ぜひ、男性にはこの部分を自分はどのタイプが好みかを考えながら読んでほしい。

その他にも、女子校の日々が、日常や校風、学校生活に焦点を当てて書かれているし、何より、貴重だと思ったのは、女子校で教鞭を執る男性教師2名による座談会だ。女子校で教える男性教師の苦悩が赤裸々に語られていて、必読だと思う。

文量もさほど多くなく、イラスト付きで楽しく読めてしまうので、女子校に少しでも興味があればぜひ読んでいただきたい1冊である。


なかなかユニークな“女子校毒され診断”

個を尊重するのでいじめはないです(経験上からも)

やるからには、イベント事全て本気が女子校流

世間一般のバレンタイン行事とはかけ離れたお菓子作り大会

女子校に対するイメージの統計

女子校は一度経験すると、はまっしまう者が後を絶たない

おじいちゃん先生は女子生徒にとっての天使である

いっぱい笑い合ってバカした女子の友情は永遠なのだ

女子校ほど個性豊かに育つ環境は他にはないのではないだろうか

男性教師の赤裸々なトークは必読である