嫌な事にはNO! あなたは上手に断れるタイプ?

公開日:2013/6/21

断り美人になる方法♪

ハード : iPhone/iPad/Android 発売元 : チーコチーカ
ジャンル: 購入元:Kindleストア
著者名:CozKumagai 価格:※ストアでご確認ください

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「ごめん、これお願いできる?」
このフレーズにドキッとする人がいるのではないだろうか。頼み事は断れない星の下に生まれ、ついつい「いいですよ」と自分の時間が削られても何でも笑顔で引き受け、色々とストレスを抱えて嘆いているあなた! 人間関係悪化、仲間外れ、罪悪感などなど、断ると嫌われたり怒られたりしてしまうと思い込んでるのでは?
そんなことはない! 断ったっていいんだ! と大声あげているのが今回読んだ『断り美人になる方法♪』である。

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まずは、断る事が悪い事ではないと考え方を変えるところから始めよう。例えば、会社であなたが頼まれた事は何でもやってしまうとする。いつだってあなたに頼めばやってもらえるのだから、頼んだ人はその仕事を覚えずに済んでしまう。この時、あなたは相手の成長のチャンスを奪っているかもしれない。だから実は断る事が決して悪い事ばかりではなく、むしろ断ることで相手の成長に繋がり、相手の為になることもあるのだ。そう考えると断るという選択肢を増やしてみてもいいと思えてくるでしょう?

絶対に自分がやらなければいけない事なのかを判断し、自分でやらない事(断りたい事)の判断基準の構築が1番のポイントとなる。「急なデートの誘いは断る」「家族との用事と重なる時は引き受けない」など、自分の中の優先順位を具体的にすることでその基準は見えてくる。また、断る時は、相手を不快にさせないことも重要だ。クッション言葉を使ったり、時には嘘を付くことも必要かもしれない。そして何よりも大切なのは「笑顔」だ。この本では、このような断る時に気を付けるべき心得とアドバイスが15個書かれている。

ところで、断りたいシチュエーションというのは、2種類あると思う。ひとつは今回読んだ本のように、自分がやりたくない事や人付き合いを上手に断りたい、嫌なものをNOと言いたいという場合だ。このケースが圧倒的に多い。もうひとつは、本当は引き受けたいけど“今回だけは”断りたい場合である。断って、「あいつには頼み事できない」「もう誘わない」となってしまうのは避けたい。そこで私がよくやるのが「もう1度頼んでもらう為の断り方」だ。

始めに、
①ポジティブな言葉を伝える。ありがとうや嬉しいなどの感情を出しても良し、もっと詳しく聞かせてと話を引き出すのも良い。話も聞かずに断るのは失礼な場合があるので、興味はあるということをしっかり意思表示する。

②断る明確な理由を伝える。詳しく説明する必要はなく、家族・友達・仕事などわかりやすいキーワードで今はどうしてもダメと伝えることが重要。多少オーバーにするくらいが丁度良い。

③残念という気持ちを伝える。あくまで残念さを伝えるのであって、謝罪の言葉を並べてはいけない。ごめんなさいは1回まで。残念がってる私はむしろ被害者なんだってくらいの気持ちでいいと思う。

④次ならOKと伝える。また誘ってください、余裕できたら手伝いますなど、次を匂わせる。連絡します、声掛けますとこっちからもアプローチする気持ちがある事を伝えられるとなお良し。
これで、間違いなくちゃんと次も頼んでもらえる! 仕方なく断らなければいけない時に是非試してみてほしい。

上手に断って、自分にとってのマイナスは回避しプラスは絶対に逃さない。これが噂の処世術。断る事ができないあなたは、まずはこの本でストレスから解放される為の処世術、身につけましょ!


こんな風に言われると断れなくなっちゃう?

断る時に心掛けたいのはこの3つ

やらないことを決めて断る基準を作ろう

やっぱり笑顔は人間関係の万能薬!