最新作が電子化! 辻村深月が描く、故郷の希望とは?

小説・エッセイ

2013/6/23

私の家の隣の人は、のっぺらぼうだ。気配は感じるのだけど、どうしても顔は思い出せない。確か娘さんは最近までお母さんの腕に抱かれていた気がするのだけど、この間はランドセルを背負っていた。もちろん、名前も知らない。こういうのがきっと都会にありがちの近所付き合いなのだろう。だから、辻村深月最新作『島はぼくらと』の、離島での生... 続きを読む