消えてゆく遺体、完全犯罪の香り

小説・エッセイ

2013/7/8

定年を間近に控えた香西は千住大橋署の刑事生活安全組織犯罪対策課に所属している刑事。香西には他の刑事にない、特別な「勘」が備わっている。彼自身もなぜかわからない、人にも話せないが、確実に事件解決に役立つ「勘」。それは、「死」の匂いを現場で嗅ぎ取れることだった。 その場で死んだ人間の苦悩や苦渋や痛み、驚愕の度合いで「匂い... 続きを読む