【直木賞候補作―(恩田陸)】鳥肌立ちっぱなし! 超能力で大量殺戮!?

小説・エッセイ

2013/7/17

「智恵子は見えないものを見、聞えないものを聞く。」「わたしをよぶ声をしきりにきくが、智恵子はもう人間界の切符を持たない。」高村光太郎は晩年の妻の様子をこんな風に詠っている。一番身近であるはずの妻の異変に、彼は言い知れぬ恐怖を覚えたことだろう。だが、彼以上の苦しみを彼女も味わったに違いない。急に幻覚が見え始めたが、私は... 続きを読む