アニメ放送中! 「テニス」でもなく「庭球」でもなく名が体を表す
公開日:2013/8/12
『てーきゅう』という、なんとも脱力感があって妙に耳に残る絶妙なタイトルが内容のすべてを表しています。『てーきゅう』は庭球、つまりテニスマンガ。腰砕けなひらがな表記のとおり、スポ根とは縁遠く、ゆるゆるの日常ギャグが描かれます。
女子4人は亀井戸高校のテニス部員。アホな先輩3人にツッコミのリターンを決めることにたゆみない、テニス部ただ一人の常識人、1年生の押本ユリ。テニスがぜんぜんできないかわりにボケのサーブを頻発する、2年生の天然ボケマシーン・新庄かなえ。関西弁を話し、じつは人のパンツが大好物だという、トリッキーに人生をプレイ中の2年生・板東まりも。そして、試合では審判をも買収しでかしそうな、なんでも金にモノをいわせようとする不敵な天然お嬢様、2年生の高宮なすの。
球を打ち返そうとするとラケットを股に挟んで「ぷるんこっぺそぉぉぁい!!」とナゾの奇声を発しつつも空振りするかなえに、見かねたユリがレシーブの仕方を教えると、かなえはなぜか地面に埋まったり、ユリに自分のコンプレックスと心の弱さを見せたまりもがパンツをかぶって食べた容疑で逮捕されたのがニュース番組で放送され部員の度肝を抜いたり、その保釈金30万ドルをなすのが支払ったりと、テニスネタ、非テニスネタにかかわらず、全力でハチャメチャ。斜め上をいき過ぎる超絶展開の繰り返しが、とっても楽しい。
コミック連載からすぐに人気の火がつき、連載開始たった5か月でテレビアニメ化されたというのも納得の抱腹絶倒ぶり。ちなみ7月からアニメ2期が放送中。コミックで、アニメで、スーパーハイテンションなてーきゅうプレイヤーたちが繰りだすギャグプレイを観賞してみては。
「ぷるんこっぺそぉぉぁい!!」がナゾな、かなえのレシーブ
確かに新しい(概念の)ラケット
どこからどう見てもヘン◯イなまりも
ドヤ顔で「金」と口にするゲスななすの
わかる人にはわかるネタも
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