ホロスコープでセルフ鑑定、惑星がマイナスに働くと裏性格が出る!

更新日:2013/8/19

鏡リュウジ 星のワークブック

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 講談社
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:BookLive!
著者名:鏡リュウジ 価格:257円

※最新の価格はストアでご確認ください。

以前、知人に自分のホロスコープをスマホのアプリで作成してもらい、鑑定してもらったことがありました。「ホロスコープを読むのが得意!」というので半信半疑でしたが見てもらうと、意外にも思わぬことが当たっていたり、言われてなるほどとうなずいたり。自分で作成してもっといろいろなことを読んでみたいと思いましたが、調べると少し手間がかかりそうで、尻込みしていました。

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そんなところに、心理占星術のプリンス・鏡リュウジさんの “ホロスコープが自分で読めるワークブック” を発見! 早速トビラをタップしました。本書のメインは惑星と星座が示す意味の読み取り方。タイトル通り、自分のホロスコープを自分で読むためのガイド本というイメージですね。

ちなみにホロスコープとは、自分が生まれたときの太陽系の惑星の配置を、一枚の図表に書き表したもののこと。ユングを初め、深層心理学者はこの古代からの知恵に心理学的な真実があることを発見し、天体の惑星と心の動きは連動していると示唆しています。占星術は科学ではないのですが、しかし自分の心など、科学のメスでは解明できないものを相手にするときは、古代の知恵に耳を傾けてみてもよいのでは、とリュウジ先生。

ということで、指定のURLからパスワードを入力し、ホロスコープ作成アプリをダウンロード。入手したアプリに生年月日など自分の情報を入力すると、その人のホロスコープが出てきます。

ここまではサクッとできたのですが、ここから先がちょっとひと手間。まずはホロスコープ上に示される「マークと専門用語」の理解です。惑星の配置や逆行のマーク、ハウス・ナンバーなどの用語をさらいます。

次にホロスコープに用いる「10惑星」の特性を把握します。たとえば「太陽」は基本的な性格を判断する際のカギとなり、「月」は本能的で無意識的な反応を象徴する、など。

さらに「12星座」の本質を見ます。「金星」は愛の女神ヴィーナスの天体であり、楽しもうとする欲求や衝動を司る。ゆえに金星の働きがなければたとえ素敵な結婚をしても、仕事で成功できたとしても、喜びを感じることはできず、人が幸福を感じられるのは金星の働きがあるからである、など、惑星が「主語+動詞」という文の基本部分を表すのに対して、星座は「副詞」的な働きを司ることを学びます。

それらをふまえて、いざ自分の惑星が示す自分の世界へトリッ~プ!

ここから先は自分のホロスコープを見て、どの惑星がどの星座に入っているかを、ひとつひとつチェックします。まずは「月」から。月は自分の「内なる子供のすみか」であり、その人の本性や裏性格、無自覚な心のクセなどが読み取れる惑星です。ちなみに筆者の月は山羊座に入っており「真面目で責任感が強く、現実的で忍耐強い」性格であるとのこと。ちょっといいことだけピックアップさせていただきました。すみません。

さて、俄然興味が出てきたところで、お次は「水星」。占星術において、水星は知的能力を司っているとのこと。その人に備わる才能や人間関係のあり方が読み取れます。筆者の場合は「双子座」に入っており「一を聞いて十を知る、2つ、3つのことを同時進行させる、場の空気を読む、文才を発揮」とありました(注:またしてもいいとこのみの抜き書きです)。しかしこれらの水星のパワーを活かしきれなければ、水星のマイナス反応が自然と表に出てきてしまい、人の話を早合点したり、コロコロ考え方が変化して、能力が宝のもちぐされになるとのこと。おお、コワイですね、注意しなくては。

次にメインどころの「金星」です。この惑星は、その人の恋愛の形や人生の喜びを表します。本書では恋愛傾向に絞って解釈されており、相手の情報がわかれば、ホロスコープを並べてふたりの相性診断をすることも可能です。筆者の診断結果ばかりご披露しても仕方がありませんので、ここから先はみなさんでぜひ、ご自身のホロスコープを試してみてください。生半可な占いよりも、人生において役立つ一面があるかもしれません。


指定の画面に、名前、生年月日、生まれた時刻、出生地を入力すると、ホロスコープが出てきます。相性診断をされたい方は、お相手の情報をゲットしましょう

ホロスコープの解説図。たとえば①アスペクト・ライン=2つの惑星が特定の意味のある角度を形成していることを示すライン、など、11個のマークについてレクチャーが

読み取った内容を理解しやすくするための、ワークシート。本書に書かれている解説文を見ながら穴埋めをし、質問に答えることで、自分の内面への理解が深まります
(C)鏡リュウジ/講談社