クールなのはポップカルチャーだけじゃない! 日本文化の底力を実感!

2013/8/21

ニッポンのここがスゴイ! 外国人が見たクールジャパン

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : NHK出版
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:BookLive!
著者名:堤和彦 価格:514円

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クールジャパンというと、ついアニメや漫画などのポップカルチャーを思い出すけれど、どっこい外国人の目から見てみると、クールなのはあらゆる日本の生活文化にあるらしい。

NHK-BS1で現在も放送中の番組『COOL JAPAN 発掘! かっこいいニッポン』のプロデューサーをつとめる著者が、番組を元に描いた本書は、そうした外国人からのリアルな「日本の見え方」が詰まっている。この番組、さまざまな日本の生活文化について、「クールか」「クールじゃないか」の視点で在日外国人がディスカッションするというものなのだが、面白いのはそのテーマ。予想通りのハイテク文化や歌舞伎や俳句など伝統文化だけでなく、宅配便やコンビニなどのサービス業、作業用のニッカボッカや地下足袋などのファッションアイテム、さらには飲みにケーションなどの会社文化、婚活や草食家男子など、日本人のライフスタイルにまでと幅広い!

本書に紹介されている番組中の激論コメントは、どれもお国柄が出ていて面白いし、誰もが遠慮なく自分の意見をいっているのが気持ちいい(日本人なら配慮してあいまいにいってしまいそう…)。それにしても私たちがあまりにも日常と思っていたことを、外国人に「クール」といってもらうのは、なんだかうれしいもの。生活文化の中にこそ「日本らしさ」が溢れているわけで、著者も言うように、彼らの中に育つような肯定的な感情を、もっと多くの人たちにも抱いてもらうのは大事なことだろう。特に昨今、右傾化だのとかなんだか雲行きがあやしい日本のイメージへの誤解を解くためには、草の根レベルでもいいから私たちの「素」の部分をもっとアピールしたほうがいいのかもしれない。なんたってネット時代だし。

なお、東日本大地震についてもテーマにしてあり、「家族から帰国するよういわれたので、一度、数日母国に戻って、すぐに日本に帰ってきた」という声多数。しかも中には過激な憶測報道に走る海外メディアに対し、被災地の現状をジャーナリストとして冷静に伝えたりする人がいたりと、彼らの果たした役割はまさに「クール」!。いまさらながら大感謝だ。


「はじめに」より

「目次」の一部 日本人のライフスタイルもテーマに!

「番組でとりあげた最もクールなものランキング」その1~前章より

その2 11位の居酒屋はホントに外国人に喜ばれます♪
堤和彦/NHK出版