ネトゲに幽閉された→止められない→死ねない→冒険するしかない←今ココ

みなさん、お早うございますコンニチハ今晩は。国民的狩猟ゲームのシリーズ4作目発売前日にこれを書いております中國卓郎です。今回は携帯ゲーム機でありながらネットを使ったオンライン協力プレイが可能ってんですからホントもう楽しみですハイ！ そんでもって僕ぁ新武器の…以下略で自重しつつイヤしかしですね？ ネット普及と共にオンラインゲームは身近なものになり様々な形態のモノが誕生している訳です。そんな中、頂点に君臨するのはやはりMMOでありましょう。MMO＝マッジブリー・マルチプレイヤー・オンラインロールプレイングゲーム…要するに「世界中のみんなで一緒に大冒険なゲームしようぜ！」みたいなもんですな。

本書『ログ・ホライズン』はそんなMMOの世界にある日突然、何故だか入り込んでしまった主人公シロエと仲間達の大冒険活劇でございます！ 彼らは自分が操っていたキャラクターとしてゲームの世界に「幽閉」されているために死ねません。何度死んでも強制的に復活させられるのです。ええ、だってゲームですから！ 止めたいのに止められないってだけでシンドイのにメシまで不味い（と言うか味がしない）ってな最悪な状況な上に、同じく幽閉されている多数のプレイヤーがそれぞれの思惑でもうやりたい放題ってんですから、これぞまさに大人数参加型ゲーム=MMOってな状態です。

そして「ん？ エンターブレインさんでゲームな世界の物語…って言うともしや！？」と思っていたら、原作はあの『まおゆう』と同じく橙乃ままれさんだと知って納得です！ 序盤こそ演出の都合上「少々入り込みづらいかな？」と思いましたが、徐々に人間関係や設定が明かされて行くとロールプレイングゲームの世界観や設定の面白さが輝きだします。今後、広大であろうMMOの世界をどう使っていくのか？ そして職業やスキル等の細かい設定を如何に魅せてくれるのか？ 様々な意味で広がりを感じ、そして期待させてくれる作品であります。