祝・アニメ化決定!最強の吸血鬼は…元人間の高校生!?

公開日:2013/9/16

ストライク・ザ・ブラッド 2

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
ジャンル:コミック 購入元:BookLive!
著者名:TATE 価格:616円

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自尊、羞恥、羨望、不安、フラストレーション。人は気が付けば自分の胸の内に様々な獣を飼い太らせていく。だが、それは所詮全て自分が生んだもの。中島敦の書いた『山月記』の李徴のように、自己を見失い自ら生み出した獣に心を食い尽くされようとも、まあ自業自得。しかし、『ストライク・ザ・ブラッド』の主人公は知らぬ間に自分の身に12の獣を飼わされることになったんだから、悲劇だ。今までは普通の高校生だったのにある日、突然世界最強の吸血鬼の血を引き継ぐことになったのが、自分に獣が住み着いた原因らしい。彼は獣を上手に操ることは出来るのか? 力を得た彼はこれからどう生きていくのか?

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本書はライトノベル市場で人気急上昇中、大きな支持を得ている三雲岳斗著の電撃文庫のコミカライズ版である。急に吸血鬼となった主人公・暁古城とその監視役・姫柊雪菜が繰り広げる、学園アクションファンタジーは10月〜TVアニメ化も決まっており、注目度は高い。

舞台は魔族特区である人工島・絃神島。暁古城はこの地で平穏に暮らすごく普通の高校生だった。だが、3ヶ月前、古城は闇の血族を統べる最強の吸血鬼アヴローラから能力を受け継ぎ、「第四真祖」となってしまう。

伝説の中にしか存在しないとされていた最強の吸血鬼「第四真祖」が突如日本に姿を現したため、政府は大混乱。あらゆる魔族の中で吸血鬼が一番恐れられているのは血の中に獣を飼っているためだ。特に「第四真祖」は血の中に12もの獣を飼っている凶悪な怪物である。「第四真祖」が暴走しないように国家公安委員会の獅子王機関は、監視・抹殺役として見習い剣巫の姫柊雪菜を指名し、彼の行動を見張らせることにした。どう考えても非情な怪物には見えない古城に戸惑いを隠せない雪菜は次第に古城と心を通わせていく。彼は何故血を引き継ぐことになったのか?血を引き継ぐ古城はこれからどうなってしまうのか?

「この力を使えば、きっと今の世界が抱えている問題のいくつかは解決できるし、世界を変えることができる。でも、他人より少し大きな力を手に入れたからといって俺みたいな奴が勝手な思い込みで世界を動かして良いわけがない。」そう語る古城は能力を暴走させることはしないが、ただ能力とどう向き合って良いのか悩んでいる。だが、雪菜や妹・凪沙の危機が迫れば、その能力をいかんなく発揮する。彼は獣の操り方や自分が力を受けた理由を知ることが出来るのか?闘いのシーンはスリルたっぷり。近づいていく雪菜との距離にもドキドキさせられる。アニメと合わせて、読まないわけにいかない1冊!


最強の吸血鬼・暁古城の見張りを任された姫柊雪菜。国家公安委員会の獅子王機関からやってきた。(1巻)

見張られている立場なのに、雪菜の危機に駆けつけた古城。(1巻)

可愛い見た目に似合わず、雪菜の戦いの場面は圧巻!だが敵わない敵もいて…(2巻)

古城は自分の中の獣を制御できないらしい(2巻)

次第に近づく2人の距離(2巻)

急接近…!2人はどうなってしまうの??(2巻)