ノートづくりの達人が伝授する、旅の楽しみを倍増させる「旅ノートづくり」

2013/10/1

旅ノート・散歩ノートのつくりかた―歩くのがもっと楽しくなる

ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android 発売元 : ダイヤモンド社
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy
著者名:奥野宣之 価格:1,382円

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旅や散歩で歩き回るのは楽しいものです。「ノートをつけると、旅と散歩はもっと楽しくなる」と言われれば、そのノートの内容が気になりますね。その方法を“ノートづくりの達人”が伝授するのが、今回ご紹介する1冊、『旅ノート・散歩ノートのつくりかた』です。

ノートを作ることで歩き回った体験を振り返り、旅の体験を繰り返し味わい、楽しもうというのが、著者の勧めるノートづくりです。「いまどき手書きのノートなんて」とお思いかもしれませんが、この「手で記録する」というのがポイントなのだそう。歩くことも、手でつくることも、強い身体感覚のある行為だから、感性を刺激し、気持ちを自由にさせてくれるというわけです。

ノートづくりのポイントを本書では、「旅の前」、「旅の途中」、「旅の後」の3段階に分けて説明。まず、「憧れを集める」ことから、旅ノートづくりは始まります。雑誌や新聞、ガイドブックなどから、何か気になった写真等を集め、ノートに貼り付けることで、旅に出たくなる気持ちを醸成。旅の途中では、パンフレット、チラシ、半券、包装紙、ショップカード、撮った写真など、ノートに貼れるものは何でも、“採集袋”に入れます。そして、“道中メモ”は、ルートや時間などの客観事実から、自分の感じたことまで、何でも小さなメモに記述。旅から帰ってきたら、旅の気分から完全に日常モードに戻ってしまう前に、ノートを作成します。

こう書いてしまうと、何の変哲もないノートづくりに思えてしまいますが、ノート本ブームを巻き起こしたノートの達人ならではのちょっとした工夫が満載です。

旅の素材を入れる“採集袋”、道中メモ用のカード等の便利グッズも紹介され、面倒くさがり屋の私でも、旅ノートがつくれるのではと思わせてくれる1冊。「記録を前提とすることで、五感が研ぎ澄まされる」というのですから、単なるノートづくりというよりは、人生の楽しみ方の指南書とも言えます。楽しかった旅行のことも、数年経つとすっかり思い出せなくなって、なんていう方にもお勧めです。


遊び心たっぷりの旅ノート。ここまで本格的なノートは無理でも、外で何かメモした記録さえあれば、簡単なノートは作れます。自分ができる範囲で楽しめばいいのですね

旅ノートは、旅の前、旅の途中、旅の後の3段階で作ります

最後に書き込みを加えることで、読みごたえのあるノートの完成です

「行ってみたい」、「見てみたい」といった憧れを集めた頁。実際に行くかわからないところでも、こうやって、旅に出たい気持ちを醸成することが大切

旅の便利グッズ。「自作サコッシュ」は採集袋として使います

外出先では、小さなメモやカードが便利。メモをノートに貼り付けると簡易版ノートの出来上がり

旅先で入手した資料にも、線を引いたり、メモをしたりと、自分が気になる箇所を後で振り返れるようにします