“感動”では済まされない、血と家族の物語

小説・エッセイ

2013/11/8

公開中の映画『そして父になる』は第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞、多くの映画人から「感動した」との絶賛を浴びた。赤ちゃん取り違えを題材にしたこの映画には、参考文献となったノンフィクションがある。奥野修司『ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年』がそれだ。 昭和52年の沖縄、伊佐重夫・智子夫妻(以下、名前はす... 続きを読む