あの人がそんなことってあるのだろうか! 驚愕の芸能界裏情報

更新日:2013/12/17

芸能界の絶対に言えない激ヤバナシ (アドベンチャーブックス)

ハード : iPhone/iPad/Android 発売元 : ADVENTURE BOOKS (アドベンチャーブックス)
ジャンル:ビジネス・社会・経済 購入元:Kindleストア
著者名:青島優成 価格:※ストアでご確認ください

※最新の価格はストアでご確認ください。

私は前世でよほど悪いことをしたのか、いまだにUFOを目撃したことがない。目撃どころか世の中にはUFOにさらってもらった人さえいるというのだから私はUFOによほど嫌われているのだろう。世間ではUFOが宇宙人の乗り物ということになっているのに、なぜ狸の乗り物ではいけないのだろうと日頃私が考えているのも、嫌われる要因のひとつになっているのかもしれない。

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嫌われているのはUFOばかりではない。幽霊にも金輪際好意を持たれていない。出ると評判のホテルに泊まっても、幽テキには足がないせいか、出るのは足ばかりだ。せめて幽霊に好かれている人に好かれたいと奮起したが、霊気を祓われますます幽霊と縁遠くなってしまった。

UFO、幽霊、超能力、オーパーツ、ミステリーサークル、見たい会いたい、そんな気持ちがずんずん募る。まあ、たわいない、罪のない趣味だ。

同じ噂でも、罪作りなのはこの本だ。

芸能界の裏情報をイニシャル表記でばらしまくるという触れ込みの黒い本。

人間というのは、これでなかなか進化した生き物ではあるけれど、その進化した余力というか、副作用というようなものが、あらぬ具合にねじ曲がって、文化の鬼っ子のごとく心の中に芽生えるので困ったものなんである。

芸能界がなんだか華やかなところで、豪華なパーティーをやったり派手な海外旅行に出かけたりと、そんな程度のイメージを芸能人に抱いているうちは、のんきなものである。どうせ他人の絵に描いた餅、無責任に夢見ていれば事足りる。

が、これがいったん、芸能界の裏情報、華やかな生活に隠れた醜い人間関係、みだらなこの上ないドロドロの男女交際、血みどろ寸前の憎悪渦巻く激しい確執、などなどの噂となると、にわかに下品な興味がグイグイかき立てられ、男なのについ『週刊女性』に手が伸びるほど色めき立つはずだ。もちろん私がだけど。

人の不幸は蜜の味、ましてやお金も人気もあって、清潔なイメージをテレビ画面で演出している美男美女が、一皮むけば見るも無惨な醜態をひとしれずさらしまくっているときちゃあ、野次馬心のゲートはオープン全開である。

タイトルの「激ヤバナシ」とは、うっかり話してはいけないほどの「過激な話」というくらいの意味で、「芸能界の激ヤバナシ、アイドル界の激ヤバナシ、お笑い界の激ヤバナシと3章にわけ、金や不倫や芸能人の本当の素顔について次々と暴露していく。

女優WだのMだのといったイニシャルが、ああでもないこうでもないと本人を妄想させ、ますます下世話な気分に拍車をかける仕組みになっている。

えっー、ほんとかよ若杉嘉津子が! 信じらんねぇー万里昌代がかよ! とページを繰るほど驚愕のひとときが続くのである。

前世でよほど悪いことをしたのか、ワチシの芸能時間は昭和30年で止まっている。


著者本人の体験談という触れ込みがそそるといえばそそる

タモリの話題はちょっと時期をはずしたか

おなじみイニシャルで想像力は全開に

枕営業は本当にある、と下世話な話題に

いったいどんなプロデューサーとつきあってるのか