ドラマ新シリーズ開始! 最強医師チームの葛藤と成長をマンガでも堪能しよう!

コミック

2014/1/9

医龍(1)

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 小学館
ジャンル:コミック 購入元:BookLive!
著者名:永井明 価格:432円

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野球でもサッカーでもラグビーでもバスケでもなく、究極のチームプレイは医療現場にこそある。メスでどんな患者の未来をも切り開くチーム・ドラゴン…。発売当初から話題を読んだこのマンガは坂口憲二主演でドラマ化され、1月からはおよそ3年ぶりに待望の新シリーズ『医龍4 -Team Medical Dragon- 』がオリジナルストーリーでスタート! 私のようなドラマ「医龍」シリーズの大ファンはもちろんのこと、まだストーリーを知らない人も第1期ドラマの原作となった、永井明原案、乃木坂太郎作画の『医龍』を読むことは、ドラマを楽しむ上で欠かすことができないだろう!

かつてNGOで世界最高レベルの医療チームを率いていた朝田龍太郎は、帰国後、大学病院から追放され、堕落した生活を送っていた。そんな朝田を明真大学付属病院の胸部心臓外科助教授・加藤晶はスカウト。自らの出世のために編成するバチスタ手術のチームの執刀医に据えるが、医局の慣習よりも患者の命を優先する朝田は医局のトップである野口教授に睨まれることとなる。朝田のチーム・ドラゴンはバチスタ手術を成功させることができるのか。医局のしがらみを逃れ、理想の医療を実現させることはできるのか。

「逃げる命を追おうともしないお前は、暴力を犯していないというのか!!」。医局や最難関の手術をテーマとした漫画やドラマは王道といえるが、『医龍』のストーリーは一味違う。『医龍』の魅力の根幹となっているのは朝田龍太郎自身の天才的な手術の腕はもちろんのことだが、個性的なキャラクターで構成されたチームプレイで患者の命を救い出すということだ。「無駄のないスタッフの動き。そのチームワークはまるで見事なジャズバンドのセッションのようだった」。朝田のチームの手術を賞して加藤はそう表現しているが、朝田が成し遂げる手術は手術に当たる医師や看護師達が互いの能力を信じ合っているからこそ成し得るものだ。医局をものともしない朝田を最初は病院内での厄介者として見ていたはずの医師達が次第に朝田の才能を認め、真のチームとして成長していくさまには圧倒させられる。手術を受けるなら、こんなチームに出会いたい。

心臓に直接触れただけで外傷部位を特定したり、車のバッテリー電流を用いて救命したりするなど、海外の貧困地域での救命救急を行なってきた朝田の腕は確かなものだが、立場を気にせず命だけを追う態度は医局のルールから逸脱しがちで風当たりも強い。医者は誰もが人の命を救いたいと願って医者となったはずなのに、なぜ、いつしか自分の利益ばかりを追うようになってしまうのだろうか。腐敗しきった大学病院の権力に屈することなく、真の医療を追求する朝田の姿は眩しい。

既にドラマでストーリーを知っている者はドラマと比べるのも面白いだろう。朝田が坂口憲二というのはイメージそのまま。ドラマの中の朝田は寡黙な内に医療への熱い思いを秘めている印象だが、マンガの中ではもっと全面に熱さを出したひょうきん者の様子。内科医の藤吉は佐々木蔵之介と違って大分ガタイが良くマッチョ。小池徹平が演じている研修医である伊集院の心情が色濃く描かれているのも漫画の魅力だ。個性的な最強のチームはマンガの中でも大活躍! さあチーム・ドラゴンの活躍をドラマだけでなくマンガでも楽しもう。


チームメンバーにこだわる朝田(1巻)

朝田の腕は確かだ。心肺停止状態の患者の外傷の手で触って見つけ出す(1巻)

朝田は反感も買いやすい。藤吉も当初は朝田を嫌っていた(2巻)

だが、藤吉は次第に朝田を信頼し、チームの一員に。ドラマだと佐々木蔵之介が演じている!(2巻)

朝田は患者のことだけを考えている(3巻)

あれ?鬼頭先生ってドラマだと夏木マリが演じてたのに、マンガだと男!? そんな違いも面白い(3巻)
(C)乃木坂太郎、永井 明/小学館