ニート忍者が大阪の陣へ──素っ頓狂にして正統派の万城目時代小説見参!【第150回直木賞候補作】

小説・エッセイ

2014/1/14

風太郎は、「ふうたろう」ではなく「ぷうたろう」と読む。とっぴんぱらりのぷう太郎、だ。秋田や山形では、民話の最後を「とっぴんぱらりのぷう」という言葉で締めくくる習慣があったという。めでたしめでたし、に相当する言葉だそうだ。つまり「物語はこれでおしまい」という意味である。なぜそんな言葉がタイトルに? 時代は豊臣の世から徳... 続きを読む