【第150回直木賞受賞作『恋歌』レビュー】 君にこそ恋しきふしは習ひつれ さらば──中島歌子の壮絶な恋君にこそ恋しきふしは習ひつれ さらば──中島歌子の壮絶な恋

小説・エッセイ

2014/1/15

樋口一葉の師として知られる明治の歌人・中島歌子。物語は明治後期、彼女の弟子・三宅花圃が、歌子の手記を見つけるところから始まる。そこには、いつまでも娘のように奔放な師からは想像もできない、激しい恋と壮絶な過去が綴られていた──。 本書は手記という形をとって、中島歌子の半生を綴った歴史小説である。江戸の大店の娘として何不... 続きを読む