結婚できる女とできない女の違いって、何?

更新日:2015/10/21

おんなのいえ(1)

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 講談社
ジャンル:コミック 購入元:BookLive!
著者名:鳥飼茜 価格:432円

※最新の価格はストアでご確認ください。

一緒に住む彼が好きな仕事に打ち込めるようにと、イラストレーターの夢を諦め、会社員として働くことを決めた有香。彼を支えることが自分の役目、彼の仕事が認められることが自分の喜び。そんな有香に、彼は「そんなこと頼んでない」と別れを突き付ける。30歳を目前にしてフラれてしまった有香は、母親の思いつきから、妹のすみ香と一緒に住むことになる。

advertisement

女というものは、30歳近辺になって未婚だったり彼氏がいなかったりすると、今まで生きてきた“女”というものとは違った別の生き物になるんじゃないかと思う。“アラサー独身女”という、ちょっと違った特殊な生き物。それまで何も言って来なかった親や親戚たちに「結婚は?」と会う度に言われるようになり、本人は「別に結婚しなくても生きていける」とか言いながらも内心実は不安で焦りはじめている。長い一人暮らしには嫌気がさしはじめ、結婚して子育てをしている友達を羨む。そして働いて得たお金は友達のご祝儀代に消えていく。あぁ、なんだか悲しくなってきた。

有香が子持ちの友達と話している姿は、まるで最近の私のようです。羨ましいと思う反面、「子育てって大変そうだな」とも思い、でもやっぱり自分よりはましじゃないか、と思う。生活の為に働かなくていいんだから、と。昔は持っていなかった感情を持ち始める、それがアラサー独身女の性。

そんな物凄くベタなアラサー女の一人暮らし生活を送りそうだった有香に、母の「妹と一緒に住め」という突拍子もない助言は功を奏したのか、有香の生活に変化をもたらす。初めての水商売に、そこで出会った素敵な客。そして彼との初めてのアフター…って、あまり少女漫画っぽい理想的な出会いではないけど、でもまぁ、それはそれで良しとしましょう。有香の毎日は、一体どうなっていくのでしょうか。


一緒に暮らす彼氏の為に、夢を諦める有香

残酷な彼の言葉

子育て中の女友達との会話に生じる、悲しいズレ

母の助言で始まった妹との2人暮らし

アラサーになってから入ってしまった夜の世界

こういう恋愛の始まり方もあり?
(C)鳥飼茜/講談社