大人気アニメがコミカライズ化! 職業・ヒーローたちの正義をかけた闘い!

2014/2/12

TIGER&BUNNY(1)

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : KADOKAWA / 角川書店
ジャンル:コミック 購入元:BookLive!
著者名:榊原瑞紀 価格:605円

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 S極とN極が磁力で引かれ合うように、意志とは関係なく正反対の性質を持つ者が引き寄せられるのも不可抗力だ。自分の能力を最大限に引きのばしたいのならば、自分にない才能を持つ者を相棒に選ぶべきなのだろう。最初はそういう奴とは気が合わないかもしれない。だが、互いの能力を認め合ってがっちり手を結ぶことができれば、最強のコンビになれるに違いない。

 『TIGER&BUNNY』は大人気アニメのコミカライズ版だ。映画化されるほどの人気アニメだから、すでに話の筋を知っている人も多いかもしれないが、アニメを見た人もアニメとの違いを楽しめそうだ。本を開けば、アメコミ風の絵に引き寄せられる。時に反発しあいながらも次第に互いを認めあう主人公たちの姿に思わず頬もゆるんでしまう。

 舞台は、特殊能力者NEXTと一般の人が共存する都市シュテルンビルト。街で起きる事件は、「ヒーロー」を職とする者たちによって解決され、その活躍は人気番組「HERO TV」にて中継されているが、古株のヒーローであるワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹は思ったような成果があげられずにいた。そんなある日、虎徹はビジネス上の理由で新人ヒーローのバーナビーとコンビを組まされてしまう。時に反発しながらも、共に事件解決していく虎徹の相棒・バーナビーだが、彼には暗い過去があった。バーナビーはなぜヒーローとなったのか? 虎徹とバーナビーは最強コンビとなることができるのだろうか。

 虎徹はヒーローなのに、かなり間抜けだ。犯人を捕まえようとして誤ってバーナビーにワイヤーを引っ掛けてしまうなどのドジっぷりをいかんなく発揮している。しかし、彼は誰よりも懸命に正義を貫こうとする。

 ヒーローといっても、「HERO TV」に出るヒーロー達は名声を得るためにヒーローとしての仕事をしているのだ。スポンサーの意向ばかりを気にし、みな他のヒーローとかぶらないようにすれば、番組内で目立てるということを計算に入れて行動している。その周りの者に比べれば、正義のために戦う虎徹の姿は眩しく見えるだろう。

 例えば、虎徹は文化遺産の石像に乗って街をあらしていた子どもに出会っても攻撃はしない。少年と同じく特殊能力者としていじめられた自身の経験を話して聞かせ、教え諭して正しい道に向かわせようとする。「この力は人を助ける為にあるんだぜ?」「ヒーローは平和を守るためにいるんだろ?」最初は「勘」ばかりで行動する虎徹に嫌気がさしていたバーナビーもそのひたむきさを評価し始める。

 バーナビーの過去には、いったい何があったのだろうか。虎徹はバーナビーとやっていけるのだろうか。正義とは何なのか。毎回彼らの迫力やスピード感に圧倒されること間違いなしの1冊だ。


新人ヒーローとコンビを組むことになる虎徹(1巻)

だが、対立してばかりだ…(1巻)

他のヒーローは自分の名声のために働いているが、虎徹だけは違う(2巻)

しだいにコンビらしくなってきた2人(2巻)

バーナビーの過去が次第に明らかになっていく(3巻)

ヒーローたちは正義を貫くことができるのか?(3巻)
(C) 榊原瑞紀 / サンライズ / 西田征史 / 桂正和/KADOKAWA 角川書店