絶妙のどんでん返しが仕掛けられたホラー短編集

小説・エッセイ

2014/3/14

 中村うさぎの初めてのホラー短編集だ。  ホラーにはいくつかスタイルがあって。血みどろグチャグチャのミート感覚のもの。これは読み手の生理にうったえてくる。身体なんてしょせん血と肉の塊でしかないという違和感と、食べるという行為のグロテスクな正体に気づかされるといってもよい。  怪物(ゾンビなどその典型だが)が襲いかかっ... 続きを読む