血ゲロを吐くまで酒まみれ! 『のだめカンタービレ』の作者による爆笑よっぱらい日記

公開日:2011/9/4

平成よっぱらい研究所 完全版

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 祥伝社
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:二ノ宮知子 価格:500円

※最新の価格はストアでご確認ください。

目覚めたら隣りに友達15人がゴロゴロ雑魚寝、手には商店街の「大売り出し」の旗、ストッキングはビリビリに裂け、飼い猫は隣の家に脱走、そして昨夜の記憶はまっしろ。
  
そんな朝を迎えたことはありますか?

advertisement

…あんまりないですよね? 「ある」って答えた人、それマンガにしたほうがいいよ! もしくは絶対にこの作品を読むべき! 飲まない人も読んで笑うべき!!『平成よっぱらい研究所』は冒頭のような酔っぱらいたちの失敗談を描いた100%実話のコミックエッセイ。
  
作者はなんと『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子です。 とはいっても、本作の連載が始まったのは『のだめ』が誕生するかなり以前、作者が「26歳独身まんが家猫2匹」な気まま暮らしを送っていた95年。
  
今や大御所マンガ家であり一児の母でもある作者ですが、この頃は“まんが家兼よっぱらい研究所・所長”として大活躍(?)。酔っ払って花火でカップル襲撃、酔っ払ってヤクザの車にイタズラ、血ゲロを吐くまで鯨飲などなど、爆笑&悶絶の激しいエピソードをこれでもかというくらいに披露してくれます。
  
『のだめ』のギャグのキレは、このハンパない酒と青春の日々に育まれたといっても過言ではないでしょう。
  
毎回読み切りのショートストーリーなので、もちろんどこから読んでもOK。でも個人的にこのマンガが最も“染みる”シチュエーションは、やっぱり二日酔いで死にたい朝でしょう。
  
「もうお酒なんて…うぇぇ」と呻きながらでも、iPhoneならタップ&フリックでページがめくれるので、ベッドの上で寝転がった状態でも片手で読書できます。目次を適当にタップして、表示された章をランダムに読み返してもいいかも。
  
よっぱらい研究所の武勇伝に腹を抱えて笑っているうちに、「ま、楽しかったからいっか!」と励まされるはずです。
  
世の中、上には上がいるのだ!

目次画面。画面をダブルタップするとズームできます。もちろん、順番に読み始めてもいいけれど、各章のタイトル部分を軽くタップすると…

「29ページに移動します。よろしいですか?」の表示が出ます。ここでOKを選択すればお目当てのページにひとっ飛びです

しょっぱなから飛ばしてます。酒豪マンガ家は数多くいるものの、ここまでハジけてる少女マンガ家はそうそういません

iPhoneでマンガを読むなら、横置きがオススメ。画面の下側をタップすると、ebookの設定画面が現れます。ここからebookのサイトに飛ぶこともできます

「ウイーアークイーン!」よっぱらい研究所の研究員もりへーと絶叫する26歳の二ノ宮センセイ…

いい気分で酔ってきたらギターもジャカジャカ弾いちゃいます。同居していた妹に呆れられるほどハジケっぷりに爆笑

のちに二ノ宮センセイのダンナ様になるバンドのメンバー“ポンちゃん”もこっそり登場!

画面のどこかを1秒以上タッチすると設定画面の表示が現れます。途中でしおりをつけたいときは、「しおり」をONに

しおりがONになって挟まれた状態。これで前に戻って読み返したりしても、すぐにこのページに戻ってこれます

こちらは文庫化されたときのあとがき。二ノ宮センセイの人生のターニングポイント(?)を回想しています。ファン必見!(C)二ノ宮知子/祥伝社