取引先の運送会社の経営再建をM&Aで引き受け、8ヶ月で黒字化を実現した経営者の体験実話

更新日:2011/9/5

儲かる会社に変える貧乏人の発想、金持ちの行動

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 実業之日本社
ジャンル:ビジネス・社会・経済 購入元:eBookJapan
著者名:大谷将夫 価格:525円

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筆者の大谷将夫氏は、京都の宝酒造で40年、組合活動、企画宣伝や新規事業の立ち上げ、営業の新規開拓など幅広いビジネスを経験して、タカラ物流システムのトップを務めた人物。
  
その大谷氏が経営危機に陥った取引先である長崎運送株式会社を買収し、社長として乗り込んで京都と長崎で二重生活を送りながら、事業を建て直していく実話です。

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ふとけんも経営書は片っ端から読み漁るのですが、これだけわかりやく、しかも日本の企業を題材にした企業再建ものはレアです(海外企業の再生物語ではめぼしいのはいくつかあるのですが、法律や制度、従業員との接し方などが違いすぎるのです)。
  
「情熱に勝る能力はなし」 「貧乏人の発想、金持ちの行動」 「現場に黄金が落ちている」 など各章のタイトルづけもうまいのですが、トラックのタイヤや出張費のコスト削減など随所に具体的な数字を伴う記述があり、臨場感が伝わってきます。
  
ふとけんが一番心に残ったのは、 「部下と能力を競うな、情熱で勝れ」 です。管理職やリーダーとして会社を預かる立場の方には、ぜひ読んでほしいと思います。
  
気づきの多い一冊となることは間違いありません。

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「はじめに」で著者は自分が「乱世好き」であると宣言、買収した会社の建て直しの物語が始まります

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巻末には著者の経営十カ条(拡大画面)。経験に基づく自分の言葉で作られているので、説得力があります (C)大谷将夫/実業之日本社