江戸情緒と恐ろしさが漂う傑作集。怪談ファンの基本図書を電子版で!
更新日:2012/3/7
我が国の怪談を語るうえでは欠かすことができない名匠・岡本綺堂(1872~1939)。その傑作だけを選りすぐったベスト作品集が電子書籍版でも登場です。
雪の降る夜、一部屋に集められた男女が順番に、世にも奇怪な物語を語ってゆくという綺堂の代表作「青蛙堂鬼談」シリーズをはじめ、ゾッとする恐ろしさのなかに人の世の不思議が浮かびあがる怪談25編を収録。絶妙な語り口や、しっとりした江戸情緒も魅力の、何度でも読みかえしたくなる傑作です。
バラエティ豊かなオムニバス作品集なので、どの作品から読んでも大丈夫。個人的には「一本足の女」「水鬼」「西瓜」「影を踏まれた女」あたりがお薦めです。とりわけ「影を踏まれた女」にただよう不気味な美しさは、一度読んだら忘れられないものです。
怪談ファンの基本図書ともいうべき岡本綺堂の作品が、こうして電子版で気軽に入手できるようになったのは喜ばしいこと。まだ綺堂の世界に触れたことがない、という方は是非ダウンロードしてみてください。通勤・通学時のお供にも最適です。
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