歴史の新事実満載! 「1192つくろう鎌倉幕府」の年号暗記はもう通じない?!
更新日:2011/9/12
かつて私たち(30代以上)が中学・高校で習った歴史は、その多くが変更、もしくは削除されている。
たとえば、源頼朝や武田信玄、足利尊氏、聖徳太子の肖像画は、最近の研究の結果、別人の可能性が高いとの理由で現在の教科書には掲載されていない。
歴史で最もメジャーだと思われる鎌倉幕府の制定年も、今の教科書にはどこにも「1192年」とは表記されていないらしい。
日本テレビ「世界一受けたい授業」を数年前に見て以来気になっていた本であり、大学卒業後、年々薄れていく知識を挽回したいという気持ちもあって、このたび購入することに。
構成は、肖像画が別人だったなどインパクトの強い内容からはじまり、古代~中世~戦国~近代へと続く流れ。冒頭でガツンと印象に残る事実を紹介してくれるので、数ページで内容に集中できる。普段はチョイ読みが主体の自分が、ノンストップで読み終えてしまった。
自分(現在32歳)が学生時代に勉強したは約15年前。まだそれほど年数は経っていないはず。 それなのに教科書の内容がこれほど変わってしまうというのは、10年後、20年後は一体どうなってしまうのだろう。
もう学校で習った知識なんてほとんど役に立たなくなるんじゃないか、そんな心配が脳裏によぎったが、雑学好きの知的好奇心は十分に満たされた。
ひとつ残念だったのは、終始テキストのみの構成で、参考文献や肖像画などが全く載っていなかったこと。できればビジュアルと合わせて楽しみたかったかな。
見出しだけを追っているだけでも、驚く事実が盛り沢山
目次。年代ごとに章立てされているので、戦国時代や幕末など、興味のある年代からでも読み始めることもできる
検索機能を活用すれば、読み返したくなったときに便利