少年はゾンビ地獄を生き残れるか。血と暴力と理不尽に抗え!

公開日:2014/4/23

アポカリプスの砦(1)

ハード : PC/Android 発売元 : 講談社
ジャンル:コミック 購入元:BOOK☆WALKER
著者名:蔵石ユウ 価格:420円

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 今まで私はひたすらゾンビものを回避していました。なぜなら視覚的に共食いを見るのが大変苦手だったからです。しかし悲鳴をあげながら『進撃の巨人』を読み、結構グロにも耐性がついたのではないだろうか、今まで敬遠していた書籍層の開拓を、と意気揚々と手にとったのがこの『アポカリプスの砦』でした。調子に乗って、セブンイレブンで買ったチキンを片手に開く電子書籍アプリ。サクサク進んでいく話。出てくるゾンビでワールドパニック・サバイバル。人の形をしたものが人をもぐもぐ食べまくり、あっちこっちにゾンビ、ゾンビ、ゾンビ――甘かったァ!! ゾンビものは、決してチキンを食べながら見るものではありませんデシタ。

前田義明(まえだよしあき)はごく普通の高校生。ところがある日、帰宅途中に殺人現場を見つけてしまいます。それがきっかけで前田はその事件の冤罪を被せられ、松嵐学園(しょうらんがくえん)という矯正施設へ送られることに。そこは関東中の「フダ付き」不良の巣窟。一癖も二癖もある同室者と挨拶を交わした翌日、学園に1台の護送用車両が。そしてその中に乗っていたのはなんと死体とゾンビ! 噛まれたらゾンビになってしまう…時間を追うごとにゾンビが増えていく、悪夢のようなサバイバルが始まったのです。前田はゾンビ騒動で周りがパニックになっている中、どうにか実家と連絡を取ることができました。そこで家族の無事を確認してほっとしたのも束の間、受話器から尋常ではない悲鳴が聞こえてきて…

1巻はジェットコースターのようなスピード感でした。周りにあふれる暴力と理不尽、そして増殖していくゾンビに対する問答無用のサバイバル。血と暴力と理不尽とゾンビときどき友情な物語はどうなっていくのか。1巻時点ではやや頼りないごく普通の少年・前田が、どう成長していくのかもあわせて楽しみです。1巻時点では顔芸担当とか言っちゃダメです(笑)


自分は無実であると必死に訴える前田。しかし世界はとっても理不尽で…

一癖も二癖もある同室の仲間と挨拶

空から落ちてきた小さなぶったい。それはなんと、人間の耳!?

ゾンビに襲われるというピンチを助けてくれる仲間! 感謝するよりさきに仲間の血まみれ具合にドン引きする前田ですが、ごく普通の反応です