あなたは自分が「貧乏クジ」世代だと思いますか？ 「貧乏クジ」世代って何？ と思う人必読！

先日の新聞記事で、大卒の就職できる割合はなんと57％との報道がありました。約4割の人が就職できない環境にあります。

バブル世代の私としては、(みなさまの反感買うとは思いますが)、就活中の学生は本当に大変だと思います。きっと学生は、自分たちが「貧乏クジ」世代と強く感じていることでしょう。

ところが、本書でいう「貧乏クジ」世代は1970年～80年に生まれた人たちで、その人たちは自らを「貧乏クジ」世代だと思っているとしています。

バブルの記憶だけはもっていながらもその恩恵はまったく受けていない団塊ジュニア世代。この世代は未来志向でなく、現在志向であり、「人生の楽しいことはすべて終わってしまった」「大事なことは終わってしまった」という祭りのあとの「ポスト・フェストゥム」的に陥りやすい人が多いとしていて、その症候群はそれ以外の世代にも広がっているそうです。

この経済環境で未来志向になれというのも、難しいでしょうが、たしかにまわりを見渡すと当てはまる人もいる感じで、一見すべて上手くいってそうですが、現在志向の人が多いのは納得です。

自分が「貧乏クジ」世代の症状かどうか、未来志向か現在志向か考えてみたい人にお薦めです。

「貧乏クジ世代」はケータイ以前とケータイ以後の両方を知っているだけに葛藤するそうで、これってまさしく世代論！

新幹線の中で読んだのですが、案外揺れるんですよね。字を大きくしたらラクに読めました

設定画面です。文字サイズ・行間・文字色・背景色などかなり好みに沿った設定が可能です。楽しみ方のバリエーションは広いですね