性別が、ない!ということって…どういうこと?

小説・エッセイ

2010/12/2

『性別が、ない!』ということ。

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : ぶんか社
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:電子文庫パブリ
著者名:新井祥 価格:648円

※最新の価格はストアでご確認ください。

こんにちは、このたび新たにダ・ヴィンチ電子部のレビュアーチームの末席に加わりました、たきぐちがめ、と申します。

主に通勤時間の地下鉄の中(通信が途切れがちでネットに不向き)と出先で雨に降られた際に避難したファーストフード店や喫茶店で読書しています。よろしくお願いいたします!

さてこの度ご紹介させていただきたいのは『「性別が、ない!」ということ』という書籍です。

この書籍は、著者の新井祥さんが、ご自身が半陰陽(インターセクシュアル)であることで体験経験したことを赤裸々に語るエッセイ本です。

新井さんは漫画家で『性別が、ない!』という4コマ漫画も書いておられます。私はその漫画を接骨院の待合室で読んだことがありました。 その漫画を読んで私は、待合室でケラケラ笑いながらも、自分が半陰陽やセクシャルマイノリティに関する知識が乏しかったことを実感しました。で、もっと詳しく知りたいと思ったのですが、なかなかその機会がなく。

そしてあの漫画を書いた方のエッセイがあると知り、手に取り、いや、ダウンロードしました。

半陰陽であることやセクシャル“マイノリティ”であることが全く想像できない自分を思うとその内容の重さにちょっと緊張して読み始めたのですが、4コマ漫画のようなオチやアゲのある語り口に、漫画を読んでいたときとおなじ感じでしかも漫画よりはるかに多い情報を得つつ読んでいくことができます。

ときに「え?!」と思うことや、当人からしてみれば笑えないだろうなあと思う話もあるのですが、新井さんがあまりにもあっけらかんと語られるので落ち込むことなく読めてしまいます。

もちろん、しっかりと受け止め考えるべき問題ではると思いますが、私は、半陰陽やセクシャルマイノリティについて考える最初の本が新井さんの本でよかったな、と思いました。

電子文庫パプリのリーダーにはページの概念がない?! 1行ずつ“ページ送り”をすることができます

上のページを“めくった”ところ。1画面分ページが送られます

1枚目の画像のページを数行送ってみました。これを1ページめくると…

先の例から1行ぶんすすんでページ送りされています

すべての章のタイトルにはリンクがあり、目次に戻れるようになっています

もくじ。もうちょっとシャレっ気があるデザインだとうれしいかな…

著者の新井さんは漫画家さんなので、イラストも著者の手によるものです