若者がまとう複雑な空気感を描き切る青春文学のようなコミック

RC1601

2014/5/7

 青春文学の名作は、若者特有ともいえる繊細がゆえの感情のゆらぎ、将来への恐れ、そして、それに立ち向かうための根拠のない自己肯定感や無鉄砲さを巧みに表現していると思います。若者がまとう複雑な空気感。これをコミックで表現できる稀有な漫画家の一人が、本作の作者・真造圭伍でしょう。  じつは本作の後に出版された『僕らのフンカ... 続きを読む